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がんばれ,トラエモン!

ドラえもんとはちょっと違った面白いマンガです。是非見て下さい。

がんばれ,トラエモン!

第50話  沙悟浄の過去


~前回のあらすじ~

悪魔の結界を発動した沙悟浄!!オーシャン仮面は一気にピンチとなった・・・!!





沙悟浄:プレート・タイフーン(皿の竜巻)!!


巨大な竜巻が,オーシャン仮面に襲ってきた。


トラエモン:
まずい,あんな竜巻が直撃したら,体がボロボロになるぞ!!


カイト:あれを避けるには,一旦床の下に潜らないと・・・!!


オーシャン仮面のベルトは「風」を示していた。


オーシャン仮面:(床の下に潜るためには,属性変化をしなければ!間に合うか・・・!?)


竜巻は,すぐそこまで来ていた。


オーシャン仮面:属性変化ー地・・・!!


やはり間に合わなかった。竜巻が,オーシャン仮面の体に直撃した。


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!


ミッフィー:
う,うわああああああああああ!!大変だ!!オーシャン仮面が・・・!!


沙悟浄:竜巻&皿爆発だ。相当な苦痛だろうなぁ・・・!!


トラエモン:くそ,生きてんのかアイツ・・・!?


竜巻がおさまった。するとそこには,うつぶせになって倒れている,オーシャン仮面がいた。


沙悟浄:どうやら俺の勝ちのようだな。


カイト:そんな・・・!!


沙悟浄:10秒経って起き上がることができなければ,「悪魔の結界」の裁きが発動し,アイツは死ぬ。ま,どうせ・・・。


その時,オーシャン仮面がゆっくりと起き上がった。


オーシャン仮面:俺は・・まだ・・・死ぬわけにはいかない・・・!!


沙悟浄:(馬鹿な!?あの竜巻を受けてまだ・・・!?)


ミッフィー:よかった,まだ生きてたみたいだね・・・。


沙悟浄:フ,まあいい。どうせお前は俺には勝てやしない。お前らのような「心の闇」を知らない奴らが勝つことなど・・・!!


トラエモン:(心の・・・闇・・・。)


オーシャン仮面:猪八戒と同じく,お前にも悲惨な過去があったようだな・・・。


沙悟浄:猪八戒と一緒にするな。あいつの過去など軽い・・・!!


すると沙悟浄はポケットから,ボロボロの人形を取り出した。


オーシャン仮面:なんだ・・・そのガラクタは・・・?


沙悟浄:お前らには,ただのガラクタにしか見えないだろうな・・・。


オーシャン仮面:ガラクタでなければ・・・なんだ・・・?


沙悟浄は,ギュッと人形を握りしめた。


沙悟浄:この人形は・・・・・・俺の弟の形見だ!!


オーシャン仮面:なに!?


沙悟浄:俺の弟は,戦争中で殺されたんだ!!


トラエモン:(戦争・・・。)



-10年前-


沙悟浄の本名はマモル。マモルには弟のヨハンがいた。


マモルの国は戦争の真っ直中で,日常のように,弟とあちこちで爆発音が聞こえていた。


マモル:戦車が近いぞ!!逃げるぞヨハン!!


ヨハン:ま,待ってよ兄ちゃん!!


母は病死,父は徴兵令によって戦争にかり出され,マモルは弟の2人で暮らしていた。


だが住んでいた家も燃えてしまい,兄弟は2人は戦場を逃げ回っていた。


ヨハン:兄ちゃん,僕お腹空いたよー・・・。


マモル:我慢しろ。戦争が終わったら,たっぷり食わせてやるからな!!


戦争中ではあったが,2人の絆は強かった。 だがこの絆は,間もなく断ち切られることになる・・・。

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がんばれ,トラエモン!

第49話  爆発する皿!!


~前回のあらすじ~

属性変化-風の力により,沙悟浄にようやくダメージを与えたオーシャン仮面。だが・・・?





沙悟浄:いくぞ!!悪魔の結界,発動!!


沙悟浄が持っている石から,禍々しい光が放たれた。


オーシャン仮面:く・・・!!トラエモン!カイト!ミッフィー!後ろに下がるんだ!!


トラエモン:言われなくてもわかってらぁ!!


ムネチ仮面:ちょっと!!僕の名前だけ呼んでないよ~ん!!


そして,オーシャン仮面と沙悟浄の周りに結界が張られた。


沙悟浄:説明するまでもないと思うが,この結界の中から出られるのは勝者のみ!!敗者は死ぬ!!


オーシャン仮面:ああ。分かっている!!


ミッフィー:負けたら死んじゃうのー!?そんなの酷すぎるよ!!


オーシャン仮面:大丈夫だミッフィー。覚悟はしていたさ・・・!!


トラエモン:だが,悪魔の結界の力はそれだけじゃない。発動した者のパワー・防御・スピード,その全てが格段にパワーアップする・・・!!


沙悟浄の目つきと表情は,さっきとは別人になっていた。


沙悟浄:くっくっくっくっくっく・・・!!


オーシャン仮面:(なんという威圧感・・・この状態でブリブリ左右衛門は戦ったのか・・・!!)


沙悟浄:さあ!!反撃させてもらうぜ!!


沙悟浄の前に巨大な皿が1個出現した。


カイト:(あの皿,さっきまでの皿と何かが違う・・・!!)


沙悟浄:ダークネス・プレート・スロー!!


オーシャン仮面に向かって,一個の皿が凄いスピードで飛んできた。


ムネチ仮面:あの皿,さっきよりもスピードアップしてるよ~ん!!


オーシャン仮面:悪魔の結界による力か。だが「変化の実」の力を得た私をナメるな!!


オーシャン仮面は翼を羽ばたかせて,上空に素早く回避した。


トラエモン:よし!!いいぞ!!


沙悟浄:それはどうかねえ・・・!!


オーシャン仮面:!?


すると,さっきかわした皿が方向を変えて,再びオーシャン仮面に向かって飛んできた。


ミッフィー:え!?あの皿って追跡できたの!?


カイト:でも今までの皿には,そんな効果は無かったはず・・・まさか・・・!!


沙悟浄:そう。悪魔の結界の力は,人間が使用する武器にも効果が及ぶ。俺の皿も格段に機能がアップしたんだよ!!


オーシャン仮面が逃げても逃げても,皿はしつこく追ってくる。


オーシャン仮面:くそ・・・!!


沙悟浄:そして追加されたのは追跡機能だけじゃない・・・!!


とうとう,皿がオーシャン仮面の体に直撃した。


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!


それと同時に,皿が勢いよく爆発した。


オーシャン仮面:ぐは・・・!?


爆発を受けたオーシャン仮面は,床にドサッと倒れた。


トラエモン:な,なんだ!?爆発したぞあの皿!!


沙悟浄:俺の皿は,「追撃」と「機雷化」の機能が追加されたんだよ!!


ミッフィー:そ,そんな!!悪魔の結界を発動したらこんなに強くなるなんて!!


トラエモン:(悪魔の結界を発動したら,人間が使用する道具もパワーアップするのか。もし俺が使ったら,秘密道具もパワーアップするのか・・・?)


オーシャン仮面は,なんとか起き上がろうともがいていた。


オーシャン仮面:く・・・!!


沙悟浄:おっとまだだ。お前にはさらなる苦痛を味わってもらう・・・!!


沙悟浄は再び巨大な皿を出した。するとその皿が,今までにないスピードで高速回転を始めた。


ミッフィー:な,何アレ!?


その高速回転した皿の中から,なんと竜巻が発生したのだった。


沙悟浄:プレート・タイフーン(皿の竜巻)!!


オーシャン仮面,大ピンチ!!この攻撃を受けきれるのか!?第50話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第48話  空中戦!!


~前回のあらすじ~

「変化の実」の力を使い,床の下に潜って戦うという戦法をとったオーシャン仮面だったが,弱点を見破られ,再びピンチになった・・・!!





沙悟浄:俺は猪八戒のように,ただパンチを繰り返して戦う単純野郎じゃねえ。やっぱり戦いに必要なのは,頭脳と武器。この2つだ!!


オーシャン仮面:く・・・!!


皿に乗って飛んでいる沙悟浄は,血だらけになっているオーシャン仮面を見て勝ち誇っていた。


トラエモン:まずいな。このままじゃオーシャン仮面のやつ,出血多量で死ぬぞ!!


ミッフィー:だ,大丈夫だよ!!オーシャン仮面は負けないよ!!


すると,沙悟浄は溜息をついた。


沙悟浄:はあ。とんだ期待はずれだったな。「悪魔の結界」を使わずに勝っちまいそうだな。


すると沙悟浄の前に,10個の皿が出現した。


沙悟浄:これで終わりだ!!


カイト:この攻撃を受けたら,間違いなくオーシャン仮面は死ぬわ・・・!!


ムネチ仮面:た,大変だよ~ん!!死んだらお昼ご飯が食べられないよ~ん!!


沙悟浄:プレート・スロー×10!!


10個の皿が,オーシャン仮面に向かって飛んできた。その時,オーシャン仮面はニヤリとした。


オーシャン仮面:甘く見られたものだ。この程度でくたばると思ったか?


沙悟浄:なに・・・!?


オーシャン仮面:属性変化ー風!!


オーシャン仮面のベルトの表示が「地」から「風」へと変わった。


するとオーシャン仮面の手のドリルが消え,代わりに肩に翼が生えた。


トラエモン:おお!!翼が生えたぞ!!


オーシャン:貴様が空から攻撃するのなら,私も空で戦うとしよう!!


オーシャン仮面は,翼を羽ばたかせて空を飛び,沙悟浄の皿攻撃をかわした。


沙悟浄:クックック。そうこなくちゃな・・・!!


オーシャン仮面:笑っていられるのも今のうちだ!!いくぞ!!


オーシャン仮面は沙悟浄よりさらに上を飛び,天井ギリギリまで飛んでいった。


沙悟浄:何をする気だ・・・?


するとオーシャン仮面の翼が光輝きだした。


オーシャン仮面:ゴッド・バード・アタック!!


オーシャン仮面は,凄いスピードで沙悟浄に向かって飛んできた。


ミッフィー:す,すごい!!速すぎて見えない・・・!!


沙悟浄:確かに大したスピードだ。だがそのスピードが仇となる!!


沙悟浄は,目の前に巨大な皿を出現させた。


沙悟浄:プレート・ガード(皿の防御)!!


その巨大な皿が,沙悟浄の前に置かれた。


沙悟浄:ハッハッハ!!皿に激突して死ぬがいい!!


オーシャン仮面:甘いな。


バリイイイイイイイイイイイイイイイン!!


オーシャン仮面は,皿を突き破った。


沙悟浄:ば・・・馬鹿な・・・俺の無敵の皿が・・・!!


ドガッッッッッ!!


オーシャン仮面の翼が,沙悟浄の体に直撃した。


沙悟浄:ぐはっ・・・!!


攻撃受けた沙悟浄は,皿から転落した。


オーシャン仮面:見たか!!これが「変化の実」の力だ!!


沙悟浄:く・・・!!


沙悟浄は,ヨロヨロと起き上がった。


沙悟浄:くっくっく・・・やるじゃねえか・・・ようやく「コレ」が見せられそうだぜ・・・!!


沙悟浄は,ポケットから不気味に光る石を取り出した。


オーシャン仮面:(あれは悪魔の結界を発動させる石・・・!!)


オーシャン仮面,反撃!!だが「悪魔の結界」が発動する・・・!?第49話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第47話  変化の実!!


~前回のあらすじ~

沙悟浄の皿攻撃に苦戦するオーシャン仮面。すると突然,オーシャン仮面の姿が消えて・・・?





オーシャン仮面の姿が突然消えたので,トラエモン達は驚いていた。


トラエモン:あれ?アイツどこに消えたんだ!?


カイト:あ!!あれ見て!!


オーシャン仮面のいた場所に,大きな穴が開いていた。


沙悟浄:(まさかアイツ,床の下に・・・!?)


すると沙悟浄の下の床が,突然割れた。


沙悟浄:なに!?


オーシャン仮面:オーシャン・キック!!


ドガッ!!


床の下からオーシャン仮面が飛び出し,沙悟浄にキック攻撃が炸裂した。


沙悟浄:ぐあ・・・!?


沙悟浄は,ドサッと床に倒れた。


カイト:やったわ!!オーシャン仮面の攻撃が決まった!!


ミッフィー:ていうか,どうやって床の下に潜ったの!?


トラエモン:お,おい!!アイツの右手を見ろ!!


オーシャン仮面の右手が,ドリルになっていたのだ。


ムネチ仮面:な,なに~!?さっきまであんなドリル無かったよ~ん!!


沙悟浄は,ヨロヨロと立ち上がった。


沙悟浄:な,なんださっきの攻撃は・・・!?

                へんげ
オーシャン仮面:私は「変化の実」を食べた悪魔の実の能力者だ!!


沙悟浄:なんだと!?貴様も悪魔の実の能力者だったのか・・・!!


オーシャン仮面:変化の実の力によって,私は「地」「水」「炎」「風」の4つの属性に変化することができる。さっき私は「地」に変化したのさ。


トラエモン:そうか!「地」の場合手がドリルになって,床を掘ることができるのか!!


ミッフィー:す,すっごーい!!


すると,沙悟浄はニヤリとした。


沙悟浄:クックック。変化の実ねえ。ようやく面白くなってきたな・・・!!


オーシャン仮面:ならば,もう一度行くぞ!!


オーシャン仮面の手のドリルが,回転を始めた。


オーシャン仮面:ドリル・ディッグ!!


回転したドリルで床を開け,再び床の下の潜伏した。


トラエモン:うまいぞ!!これで沙悟浄の皿攻撃も当たらない!!


沙悟浄:それはどうかな・・・!!


沙悟浄は巨大な皿を1個出すと,高速で回転させた。


カイト:な,なにしてるのアイツ・・・!?


沙悟浄は高速回転させた皿の上に飛び乗った。


沙悟浄:プレート・フライング(皿の飛翔)!!


皿に乗った沙悟浄は,空を自由自在に飛び始めた。


ムネチ仮面:ワ~オ!!空を飛んでるよ~ん!!


すると床の下に潜っていたオーシャン仮面が飛び出してきた。


オーシャン仮面:あ,あれ!?アイツどこだ!?


沙悟浄:ハーッハッハッハッハッハッハッハッ!!ここだよここ!!


オーシャン仮面:な,なに!?空を飛んでる!?


沙悟浄:これで地面からの攻撃も使えなくなったなあ!!


カイト:奴の言う通りだわ。空を飛んでいる沙悟浄に,地面攻撃は届かない!!


オーシャン仮面:く・・・おのれ・・・!!


沙悟浄:さあて。今度はこっちの番だ。さっきのお返しだぜ!!


沙悟浄の目の前に,10個の皿が出現した。


沙悟浄:プレート・スロー×10!!


10個の皿が,空からオーシャン仮面に向かって飛んできた。


オーシャン仮面:く・・・ドリル・ディッグ!!


再び,オーシャン仮面は地面の中に潜伏した。


ミッフィー:よし!とりあえず地面の中に隠れていれば,皿攻撃は当たらない!!


トラエモン:だけど地面の中じゃ,いつまでも息はもたないぞ!!


数秒後,オーシャン仮面が地面から出てきた瞬間,沙悟浄はニヤリとした。


沙悟浄:プレート・スロー×10!!


10個の皿が,オーシャン仮面の体を切り裂いた。


ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!


オーシャン仮面:ぐああああああああああああああああああああ・・・!!


オーシャン仮面,再びピンチ!!第48話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第46話  オーシャン仮面の特殊能力!!


~前回のあらすじ~

オーシャン仮面と沙悟浄のバトル!!沙悟浄が食べた悪魔の実は「サラサラの実」のようが・・・?





沙悟浄:プレート・スロー(皿の投射)!!


沙悟浄は皿を投げた。すると凄いスピードで,オーシャン仮面に向かって飛んできた。


オーシャン仮面:おっと・・・!!


オーシャン仮面は横に移動し,飛んできた皿をかわした。


沙悟浄:
ちっ。かわされたか。


オーシャン仮面:フン。そんな皿,例え当たっていたとしても,大したダメージは・・・。


ズバッ!!


オーシャン仮面:!?


オーシャン仮面は後ろを振り返った。するとそこにあった柱が,真っ二つになていた。


ドガアアアアアアアアアアアアアン!!!


その柱は,床に音を立てて崩れ落ちた。


トラエモン:な,なにいいいい!?どうなってんだコレ!?


カイト:まさかさっきの皿で,柱が壊れたっていうの!?


沙悟浄:その通り。俺が生み出す皿に,切れない物など存在しない!!


ミッフィー:ええ~!?じゃあさっきの皿が直撃してたらヤバかったじゃん!!


オーシャン仮面:(た,確かに・・・。)


沙悟浄:さて。さっきのはかわされたが,今度はどうかな・・・?


すると沙悟浄の目の前に,10個の皿が出現した。


オーシャン仮面:な,なに!!


沙悟浄:俺が出せる皿の数に制限はないんだよ!!行くぞ!!


沙悟浄は10個の皿を手に取った。


沙悟浄:プレート・スロー×10!!


10個の皿が,オーシャン仮面に向かって飛んできた。


オーシャン仮面:オーシャン・ビーム!!


オーシャン仮面は,飛んでくる皿に向かって大量の水を発射した。


オーシャン仮面:(これで皿の動きを止める・・・!!)


しかし,皿は水を切り裂いて,速度を変えずにオーシャン仮面に向かってきた。


オーシャン仮面:な,なんだと!?


沙悟浄:言っただろ!!俺の皿に切れない物なんて無いんだよ!!


ズバッ!ズバッ!ズバッ!ズバッ!!


オーシャン仮面:ぐあっ・・・!!


10個の皿が,オーシャン仮面に襲いかかった。そして体からは大量の血が噴き出してきた。


トラエモン:お,おい!!大丈夫かアイツ!?


沙悟浄:直撃は免れたようだが,ダメージは大きいようだな・・・!!


オーシャン仮面:く・・・!!


オーシャン仮面は血が出ている所を押さえさがら,ヨロヨロと立っていた。


沙悟浄:さあて!!もういっちょ行くぜ!!


沙悟浄の目の前に,再び10個の皿が出現した。


沙悟浄:プレート・スロー×10!!


10個の皿が,オーシャン仮面に向かって飛んできた。


トラエモン:これをくらったら,アイツ出血多量で死んじまうぞ!!


ミッフィー:ど,どうしたらいいの~!?


その時オーシャン仮面は,カッと目を見開いた。


オーシャン仮面:属性変化ー地!!


沙悟浄:(属性変化だと!?)


するとオーシャン仮面のベルトに,「地」という漢字が表示された。


その直後,なんとオーシャン仮面は沙悟浄の目の前から姿を消した。


沙悟浄:(消えた!?どういうことだ!!)


これがオーシャン仮面の特殊能力なのか!?第47話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第45話  オーシャン仮面vs沙悟浄!!


~前回のあらすじ~

2問目のクイズを解いたトラエモン達。そして,次なる部屋へ・・・!!





ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!←扉が開く音


トラエモン・ムネチ仮面・カイト・オーシャン仮面・ミッフィーは扉の中に入った。


沙悟浄:待ちくたびれたぜ。クイズ解くのに随分時間かかったな。


すると中に1人,何者かが立っていた。


ミッフィー:あ,あいつ誰!?


カイト:三蔵法師の第2の弟子,沙悟浄よ・・・!!


沙悟浄:お前達がここに来たってことは,猪八戒の奴は死んじまったのか・・・。


ムネチ仮面:フッフーン!!あんな奴,楽勝だったよーん!!


トラエモン:お前も何もしてないだろ。


沙悟浄はニヤリとした。


沙悟浄:言っておくが,猪八戒を倒したところでいい気になるなよ。あいつは三蔵法師様の弟子の中でも一番弱いんだからな。


トラエモン:(あ,あれで一番弱いのか!?ブリブリ左右衛門は死にかけたってのに!!)


沙悟浄:さあ,早速戦いを始めようぜ!!まずはどいつからだ!?


トラエモン達は,顔を見合わせた。


トラエモン:おい!お前が行けよムネチ仮面!!


ムネチ仮面:ええ!?もし「悪魔の結界」を発動してきたら,僕死ぬかもしれないよ~ん!?


トラエモン:大丈夫!!お前なら勝てる!!


沙悟浄:話し合いか?どうせ全員俺が倒すんだから,順番なんてどーでもいいだろ!!


オーシャン仮面:では,私が行こう。


オーシャン仮面が一歩前に出た。


トラエモン:え!?大丈夫かお前!?


カイト:猪八戒が「悪魔の実」の能力者だったんだから,アイツもきっとそうよ。油断しないで!


オーシャン仮面:私だって「悪魔の実」の能力者だ。心配するな。



オーシャン仮面は,沙悟浄の方を向いた。


オーシャン:絶対に,勝つ!!


沙悟浄:ほお。いい面構えをしているな。せいぜい楽しませてくれよ!!


トラエモン:(いい面構えと言っても,仮面をかぶってるけどな・・・。)


オーシャン仮面と沙悟浄の戦いが始まった!!


沙悟浄:さあ!!まずはお前から攻撃して来い!!


オーシャン仮面:それでは,遠慮無く行かせてもらおう!!


オーシャン仮面は両腕を沙悟浄に向けた。


オーシャン仮面:オーシャンビーム,発射ァ!!


するとオーシャン仮面の手から,大量の水が発射された。


ミッフィー:あれがオーシャン仮面の技か!!すごいね!!


沙悟浄:すごい?それはどうかな。


すると沙悟浄の前に,巨大な「皿」が出現した。


オーシャン仮面:(皿だと!?)


沙悟浄:プレート・ガード(皿の防御)!!


突如出現した皿が,オーシャン仮面の攻撃を防いだ。


カイト:何あれ!?何も無い所から,いきなり皿が出現した・・・!?


沙悟浄:俺は皿を自由に操る,「サラサラ」の実の能力者だ!!


オーシャン仮面:河童は皿の水が無くなると死ぬからな。お前にピッタリの能力ってわけか。


沙悟浄:防御だけじゃねえぜ!!この皿は攻撃にも使えるのさ!!


沙悟浄は,皿を手に持った。


沙悟浄:プレート・スロー(皿の投射)!!


沙悟浄は皿を投げた。すると凄いスピードで,オーシャン仮面に向かって飛んできた。


オーシャン仮面:(皿を使って戦うわけか。いいだろう。受けて立つ!!)


次回,オーシャン仮面の「悪魔の実」の能力が発覚!?第46話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第44話  解けないクイズ


~前回のあらすじ~

またもやクイズに出くわしたトラエモン達。考えるトラエモン達だったが,そこでミッフィーが目を覚まし,さらにクイズが解けたというが・・・?






挑戦者よ。中に入りたければ,次の問題に答えるがいい!!

第2問   | | | | | |

この6本の棒を動かして,「100」を完成させろ!!

違った答えを入力した場合,キーボードが爆発し,入力した者は死亡する。




ミッフィー:こういう問題はね,「100」を別のものに変換すればいいんだよ。


カイト:100を別のものに・・・あ!!ひょっとして漢字にすればいいの!?


ミッフィー:その通り!!棒6本で,漢字の「百」を作ればいいんだよ!!


オーシャン仮面:なるほど!!よく分かったな!!


ミッフィー:毎週トラエモンと一緒に「IQサプリ」を見てたからね。これくらい当然だよ!!


トラエモン:おい,ちょっと待て。


盛り上がっていたところを,トラエモンの言葉が中断した。


オーシャン仮面:どうしたトラエモン。ミッフィーに先の解かれて嫉妬してるのか?


トラエモン:そうじゃねえよ。よく考えてみろ。「百」に棒は何本使う?



オーシャン仮面:え?6本じゃないのか?


トラエモン:違う。ちゃんと数えてみろよ。


オーシャン仮面:えーっと,1,2,3,4,5,6,7・・・あれ,7本!?


ムネチ仮面:ワ~オ!!1本足りないよ~ん!!


カイト:それじゃ,ミッフィーちゃんの考えは,間違っていたということね・・・。


その時,ミッフィーから暗いオーラが発せられた。


ミッフィー:すみません。調子に乗りました。僕みたいなただのウサギが,クイズなんて解けるわけないですよね。あ,ひょっとして僕に死んでほしいの?よし,死のう!!


ミッフィーは,ポケットからロープを取り出した。


トラエモン:待て待て待て待て!!お前はよく頑張ったよ!?


カイト:そ,そうよ!!みんな見当もつかなかったんだから,ミッフィーちゃんのおかげで答えに一歩前進したのよ!!助かったわー。


ミッフィー:そ,そう?それならいいや!!


ミッフィーはロープをポケットに戻した。


トラエモン:(ホントめんどくさいなコイツ。なんでこんなにネガティブなんだ・・・?)


オーシャン仮面:だが「100を別のものに変換する」という考えは使えるかもな。


トラエモン:別のものに変換ねえ。漢字にすること以外に何がある?


ムネチ仮面:100円あったら,うまい棒10本に変換できるよ~ん!!


トラエモン:お前真面目に考える気ないだろ!!帰れよ!!


トラエモン達はしばらく考えたが,答えは浮かんでこなかった。


カイト:駄目だわ。全然わからない・・・。


トラエモン:「100を別のものに変換する」という考えが間違ってるんじゃねえのか?


オーシャン仮面:でも,それ以外に解く方法はないだろ。


ミッフィー:ひょっとして問題が間違ってるんじゃない!?本当は棒は7本あったりして!!


トラエモン:それはないだろ。問題文にもちゃんと「6本」って書いてあるしな。


ミッフィー:じゃあ,一体どうすれば・・・。


カイト:あ!!もしかして,こうすればいいんじゃない!?


カイトは,棒を一本だけ動かし,下の図のようにした。


| | |  | |


トラエモン:111-11=100!! なるほど!!計算式を作るのか!!


ミッフィー:す,す,すっごーい!!


ムネチ仮面:111-11って,38じゃないの?


オーシャン仮面:いやー,それにしても頭いいな!!2問連続カイトが解いたぞ!!


カイト:
それにしても動かす棒が一本だけだなんて,予想外だったわ・・・。


トラエモン:よっしゃー!!これで扉の奥に進めるぞ!!


トラエモンが「111-11=100」と答えを入力すると,奥の扉が開いた。第45話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第40話  猪八戒の過去?


~前回のあらすじ~

猪八戒の過去が,ついに明かになる・・・!!





学校から帰宅した孝一だったが,母が大事にしていた教会が,激しく燃えているのを目撃した。


孝一:一体誰が・・・まさか・・・!!


孝一は辺りを見回した。すると,昨日来たヤクザ達が,教会を見てニヤニヤしていた。


ヤクザ:へっへっへ。取り壊す手間が省けたってもんだぜ・・・。


孝一:・・・・・・・・・!!


ヤクザのその態度に,孝一は拳を握りしめた。


孝一:(くそ・・・くそおおおおおおおおおおお!!)


孝一が抑え込んでいた怒りが,一気に爆発した。


-1時間後-


人気のない裏通り。孝一の周りには,先程のヤクザ達が,血を流して倒れていた。


孝一:(かたきは討ったぜ,母さん・・・。)


すぐ様かけつけた警察に,孝一は取り押さえられた。警察署に連行された孝一は,間もなく牢屋に入れられた。懲役5年という判決だった。それから毎日,牢屋の中での生活が繰り返された。


孝一:(あと5年もこの中にいなくちゃいけねえのか・・・クソ・・・。)


ある日,孝一は署長室に呼び出された。


孝一:署長が俺に何の用だ?


署長:あるお方が,お前に会いたいらしい。


孝一:会いたい?俺に?一体誰だ・・・?)


すると署長は署長室から出て行った。そして入れ替わりに,ある人物が入ってきた。


孝一:・・・・・・・・・!!


その人物の正体は,三蔵法師だった。三蔵法師のオーラに,孝一は圧倒されてしまった。


孝一:(なんだこいつ・・・!!ただ者じゃねえ・・・!!)


三蔵法師は,ゆっくりと口を開いた。


三蔵法師:ここから出たくはないか・・・?


孝一:なに?


三蔵法師:お前はここでの生活に限界を感じている・・・そうだろ・・・?


孝一:こ,ここから出られるのか?どうやって!?


三蔵法師:今度ある島で,囚人100人におけるサバイバルを行う。そこで生き残った1名のみが,囚人の生活から解放される。お前はその100人の中に選ばれたのだ。


孝一:へっ。ここから出られるなら,なんだってやってやるぜ!!


すると三蔵法師は,猪八戒は不気味な光を放つ石を手渡した。



三蔵法師:それは「悪魔の結界」を発動させる石だ。


孝一:悪魔の結界?なんだそりゃ?


三蔵法師:その結界には,人の心の闇を最大限に引き出す力を秘めている。その石を使って,より多くの人間を抹殺してみろ・・・!!


1週間後,ある島でサバイバルが行われた。元々喧嘩で一度も負けたことのない孝一に,もはや敵などいなかった。孝一は「悪魔の結界」の力を使って,人間を次々と消していった。


孝一:(悪魔の結界の中で戦いで敗れた者は,死んじまうのか。面白れえ!!)


3日後,その島で1人の人物が生き残った。それはもちろん孝一だった。


三蔵法師:おめでとう。君は晴れて,囚人の生活から解放されたのだ。


孝一:へっ。当然だぜ。


三蔵法師:だが,お前はさらなる力を得たいとは思わないか・・・?


孝一:さらなる力?どうやったら手に入る?


三蔵法師:私の手下となり,私と一緒来い。そうすれば,お前が望む力が得られるだろう。


孝一は,すぐにうなずいた。


孝一:ああ。俺も今の実力じゃ物足りないと思ってたところだ。


三蔵法師:では,今の名前を捨てるがいい。お前の名は今日から「猪八戒」となった。


そして猪八戒となった孝一は,三蔵法師の手下になったのだった・・・。


がんばれ,トラエモン!

第41話  究極の幻術技!!


~前回のあらすじ~

猪八戒と三蔵法師の出会い。それは壮絶なるものであった。


 


猪八戒:俺の人生は,三蔵法師様によって救われた。あの方が地球征服を目指すのなら,俺も喜んで協力する!!


ブリブリ左右衛門:なるほど。貴様にそんな過去があったとはな・・・。


ブリブリ左右衛門は,フッと笑った。


ブリブリ左右衛門:馬鹿馬鹿しいな。


猪八戒:なんだと・・・!?


ブリブリ左右衛門:三蔵法師に人生を救われたから,地球侵略に協力するだと?まるでお前は三蔵法師の操り人形だな。話にならん。


トラエモン:おいおい!!あいつ挑発してるぞ!!大丈夫なのか!?


すると猪八戒はキレた。


猪八戒:貴様・・・ただで済むと思うなよ・・・!!


猪八戒は,ぐーんと左腕を伸ばした。


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・JETピストル!!


その瞬間,ブリブリ左右衛門は素早く攻撃をかわし,猪八戒に一気に近づいた。


猪八戒:(速い・・・!!)


ブリブリ左右衛門:必殺!!「豚斬り」!!


ズバッ!!


ブリブリ左右衛門の刀が,猪八戒の体を切り裂いた。


オーシャン:おお!!やったぞ!!


猪八戒:クックックックックックック。口ほどにもねえなあ・・・!!


ブリブリ左右衛門:!?


ところが,猪八戒の体には傷1つ付いていなかった。


ブリブリ左右衛門:ば,馬鹿な!!私の攻撃は確かに通ったはず・・・!!


猪八戒:「悪魔の結界」の力を得た俺をなめるなよ!!既にお前の攻撃なんざ通用しねーんだよ!!


ブリブリ左右衛門:ク・・・!!


カイト:そ,そんな!!じゃあブリブリ左右衛門はどうすれば・・・!?


猪八戒:不用意に近づきすぎたな。今度はこっちの番だぜ!!


猪八戒は,後ろに向かって左腕を伸ばした。


トラエモン:まずい!!この攻撃を受けたら,今度こそアイツ死んじまうぞ!!


ブリブリ左右衛門:く・・・!!


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・JETピストル!!


ガキィン!!


猪八戒:!?


ブリブリ左右衛門は,猪八戒の拳を,刀で受け止めていた。


猪八戒:(コイツ,刀を盾代わりに使いやがった・・・!!)


オーシャン仮面:うおおおおー!!いいぞ,ブリブリ左右衛門!!


ブリブリ左右衛門:フ,ようやく貴様の動きが見えてきたようだ・・・。


猪八戒:チッ!!


猪八戒は,伸びた左腕を元に戻した。 


猪八戒:だが,悪あがきがいつまで続くかな?どうせお前は俺に勝てねえんだよ!!


ブリブリ左右衛門:確かにお前は強い。だが今のお前の力は,三蔵法師によって与えられたものであり,お前の本来の力ではない。


猪八戒:何が言いたい?


ブリブリ左右衛門:お前の力は,偽物だと言ってるんだ。


猪八戒:偽物だと?ハッ!!世迷い事は俺に勝ってから言うんだな。それにお前の体はすでに限界なんじゃねーのか?次の一撃で,お前は確実に倒れる!!


ブリブリ左右衛門:(奴の言う通りだ。次の一撃を受けたら,私は死ぬ。ならば・・・!!)


するとブリブリ左右衛門は,刀を地面に置くと,両手を合わせた。


猪八戒:刀を捨てるだと?一体何のつもりだ!!


ブリブリ左右衛門:(成功確率7%!!究極の幻術技を使うしかない!!)


究極の幻術技とは!?次回,ブリブリ左右衛門vs猪八戒,決着!!第42話に続く!!

がんばれ,トラエモン!

第17話  ミッフィーの協力!!


~前回のあらすじ~

カイトを探す為,四次元ポケットから「ドコでもドア」を取り出した。しかし,「ドコでもドア」がピンク色であることを馬鹿にされ,関係はさらに悪化した。





トラエモン:
よし!!じゃあ早速カイトて奴に会いに行くぞ!!


トラエモンは,「ドコでもドア」のドアノブを持った。


バキッ!!


トラエモン・・・・・・・・・・・・。


オーシャン仮面:ん?何か今変な音がしなかったか!?


ドアノブが床をコロコロと転がっていた。


トラエモン:すまん。ドアノブが壊れてるの忘れてた・・・。


ブリブリ左右衛門:なにいいいい!?じゃあドコでもドアは使えないってことか!?


トラエモン:そうなる・・・。


オーシャン仮面とブリブリ左右衛門は,大きな溜息をついた。


オーシャン仮面:わざわざここまでやって来たのに,とんだ期待外れだったな・・・。


トラエモン:だ,黙れ!!仕方ないだろ!!


ブリブリ左右衛門:所詮はブタか・・・。


トラエモン:豚が豚って言うな!!


その時,四次元ポケットからミッフィーが飛び出してきた。


ミッフィー:
そんな時は,僕に任せて!!


トラエモン:う,うお!!ミッフィー!!お前まだ寝てなかったのか!!


ミッフィー:人秘密道具が壊れたんでしょ?だったら僕が直してあげるよ!!


オーシャン仮面:ん?なんだこのウサギは?


トラエモン:ああ,ワケあって俺が飼っているペットであり,同時に非常食でもある。


ミッフィー:今なんて!?


ブリブリ左右衛門:ところで君,本当にドコでもドアを直せるのか?


ミッフィー:もちろん!!僕はこう見えてかなり器用なんだよ!!


ミッフィーはポケットから釘や金槌を取り出すと、ドコでもドアを直す作業にとりかかった。


ブリブリ左右衛門:おお!!みるみるうちに直っていくぞ!!



オーシャン仮面:それにしても凄いな。一体どこで覚えたんだ?


ミッフィー:僕ね、トラエモンに拾われるまでごみ捨て場で生活してたんだ。みんながそこに古いテレビとか扇風機を捨てていくから、また使えるように直していくうちに・・・。


オーシャン仮面:ごめん、それ以上言わないで。泣きそうになってきた。


およそ10分後、ドコでもドアの修理が終わった。


ブリブリ左右衛門:おー直った!!ミッフィー、お前は天才だ!!


ミッフィー:えっへっへ。それほどでもないよ!!


トラエモン:普通に「タイムフロシキ」で直せたんだけどな。


その瞬間、ミッフィーから笑顔が消えた。


ミッフィー:調子に乗ってすみませんでした・・・そうですよね・・・僕みたいなウサギが役に立てるはずなかったですよね・・・。


トラエモン:え!?い、いや、そんなつもりで言ったんじゃ・・・。


ミッフィー:僕みたいな役立たずは死んだ方がマシですよね・・・うん。そうだ。死のう!!


トラエモン:だー待て待て!!あ、そう言えばタイムフロシキも壊れてたような気が・・・ミッフィー、お前がいてくれて助かったぜ!!


その瞬間、ミッフィーに笑顔が戻ってきた。


ミッフィー:え、そう?どういたしまして!!


トラエモンは、オーシャン仮面とブリブリ左右衛門に近寄った。


トラエモン:(今のを見て分かったと思うが、ミッフィーはとてもデリケートな心の持ち主なんだ。だからくれぐれも言葉には気をつけろよ。)


オーシャン仮面:(そのようだな。気をつける。)


そしてトラエモン達は、ドコでもドアの前に立った。


トラエモン:よし!!それじゃカイトを連れ戻しに行くぞ!!


次回、カイトを連れ戻すことができるのか!?第18話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第43話  クイズに答えろ!!?


~前回のあらすじ~

戦いの勝利したブリブリ左右衛門。そして敗北した猪八戒は,「悪魔の結界」の掟に従い,死亡した。





トラエモン:なにはともあれ,勝てて良かったな。それじゃ次の部屋に進むぞ!!


トラエモンは,猪八戒が持っていた鍵を拾って言った。


ブリブリ左右衛門:
あ・・・ああ・・・そうだな・・・クッ!?


ドサッと,ブリブリ左右衛門は倒れた。


カイト:ど,どうしたの!?ブリブリ左右衛門!!


ブリブリ左右衛門:すまない。これ以上はもう進めないようだ・・・。


オーシャン仮面:やはり猪八戒との戦いで,ダメージが残ったままだったか!!


ブリブリ左右衛門:先に・・・行ってくれ・・・後で必ず追いかける・・・。


トラエモン:ああ,分かった。


トラエモン・カイト・オーシャン仮面・ムネチ仮面は,ドアの鍵を開け,中へ入っていった。


4人は再び暗い所に出ると,前に向かって歩き出した。


オーシャン仮面:それにしても,かなり強かったな。あの猪八戒ってヤツ。


カイト:うん。あのブリブリ左右衛門が苦戦するなんて・・・。


トラエモン:ブリブリ左右衛門って強かったのか?


カイト:ええ。紙飛行機飛距離大会で準優勝するほどの腕前よ。


トラエモン:(関係あるのそれ!?)


ムネチ仮面:これじゃきっと,「砂糖」と「そうめん」も相当な強者だよーん!!


トラエモン:「沙悟浄」と「孫悟空」だろ!?どんだけ食べ物で頭がいっぱいなんだお前!!


カイト:しかも猪八戒が「悪魔の結界」を使ってきたということは,沙悟浄と孫悟空も「悪魔の結界」を使ってくる可能性は十分にあるわね。


オーシャン仮面:負けたら死ぬんだよな。さっきの猪八戒のように・・・。


トラエモン:大丈夫だろ。勝ちさえすればいいんだ!!


オーシャン仮面:それはそうだが・・・。


カイト:あ,みんな!!あれ見て!!


カイトが指差した先には,看板があった。看板の後ろには,大きなドアもあった。


トラエモン:看板?また何か書いてあるぞ!!


看板には,次のように書かれてあった。



挑戦者よ。中に入りたければ,次の問題に答えるがいい!!

第2問   | | | | | |

この6本の棒を動かして,「100」を完成させろ!!

違った答えを入力した場合,キーボードが爆発し,入力した者は死亡する。




トラエモン:またクイズかよ!?


オーシャン仮面:どうやら,クイズ→バトル→クイズ→バトル→クイズ・・・の繰り返しらしいな。


トラエモン:いらねーよクイズ!!俺早く戦いたいんだけど!!


カイト:でもクイズに答えないと,先に進めないわ。真面目に考えましょう。


4人は,ウーンとうなりながら考え始めた。


トラエモン:単純に「100」を作ろうと思ったら,3本足りないよな。


ムネチ仮面:だったらどうするんだよーん!?


トラエモン:どうするんだよーん,てお前。それを今から考えるんだろうが!!


カイト:でも「100」じゃないとしたら,どうするのかしら・・・?


その時,トラエモンの四次元ポケットから,ミッフィーが飛び出してきた。


ミッフィー:おっはようみんな!!


トラエモン:うおおおおおミッフィー!?やっと起きたのかお前!!


ミッフィー:アレ?ここってのり太君の部屋じゃないよね?ここどこ!?


オーシャン仮面:ここは三蔵城の中だ。


ミッフィー:えええええええええ!?嘘でしょ!?


トラエモン:本当だ。お前が俺のポケットの中で寝ている間,だいぶ話が展開したぞ。


ミッフィー:そんなー!!じゃあどうして起こしてくれなかったのさー!?


トラエモン:それはそうとミッフィー。お前この問題分かるか?


トラエモンは,看板に書かれたクイズを指差した。


ミッフィー:うーん。あ,なんだ!!こんな問題簡単ジャン!!僕答え分かったよ!!


トラエモン:(な,なにいいいいいいいいいいいいいいい!?)


早すぎるミッフィー!!果たして答えは!?第44話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第42話  ブリブリ左右衛門vs猪八戒,決着!!


~前回のあらすじ~

ブリブリ左右衛門が,「究極の幻術技」を発動すると宣言したが・・・?





ブリブリ左右衛門:(成功確率7%!!究極の幻術技を使うしかない!!)


ブリブリ左右衛門は刀を捨て,両手を合わせて,目を閉じた。


猪八戒:はっ。刀を捨てるとはな。勝負を放棄したのか?


するとブリブリ左右衛門は,呪文のようなものを唱え始めた。


猪八戒:おい,聞いてんのか!?チッ,まあいい。どうせお前はこの一撃で死ぬんだからな。


猪八戒は,左腕を伸ばした。


トラエモン:お,おい!!このままじゃアイツ攻撃くらっちまうぞ!?大丈夫なのか!?


猪八戒:ゴムゴムのぉ!!JETピスト・・・。


その時,ブリブリ左右衛門が,カッと目を開いた。


ブリブリ左右衛門:「幻想の呪縛」発動!!


シーン・・・。


カイト:な,何も起きないわ・・・。


猪八戒:ハッハッハ!!最後の悪あがきも失敗したようだなぁ!!


ブリブリ左右衛門:フ,それはどうかな。


猪八戒:なに・・・?


ブリブリ左右衛門:「幻想の呪縛」の発動は,成功した!!


猪八戒:ケッ!!強がるのもいい加減にし・・・!?


すると猪八戒は,いつの間にか身動きがとれなくなっていることに気づいた。


猪八戒:ば,馬鹿な!!どうなってるんだこれは!?


ブリブリ左右衛門:「幻想の呪縛」,それは相手の動きを30秒間封じる,究極の幻術技だ!!


オーシャン仮面:おおー!!凄いぞ,ブリブリ左右衛門!!


猪八戒:く,くそ!!フザけた真似を・・・!!


するとブリブリ左右衛門は,落ちている刀を再び拾い上げた。


ブリブリ左右衛門:この30秒の間に,この刀で貴様を倒す!!


猪八戒:馬鹿め!!さっき俺に攻撃が通用しなかったのを,もう忘れちまったのか?そんな刀1本じゃ,俺に傷1つ付けることもできねえよ!!


ブリブリ左右衛門:刀1本では,な・・・。


するとブリブリ左右衛門の腕と刀が,3本,4本と増え始め,ついには10本に増えた。


トラエモン:すげえ!!幻術でアイツの腕が10本に増えたぞ!!


猪八戒:だ,だが,幻で造った刀じゃ,俺にダメージは通らねえはずだ!!


ブリブリ左右衛門「幻術の実」の力を甘く見るなよ。私の幻術によって生み出される攻撃は,相手の脳に錯覚を起こさせ,現実同様の痛みを与えるのさ!!いくぞ!!



猪八戒:な,なんだと・・・俺が・・・こんな奴ごときに・・・!!


ブリブリ左右衛門は,10本の刀を構えた。


ブリブリ左右衛門:左右衛門流究極奥義ー。


ズババババババババババッ!!


10本の刀が,猪八戒の体を貫いた。

                あしゅら
ブリブリ左右衛門:「阿修羅」!!


猪八戒:ガハッ・・・!!


ドサッと,猪八戒が床に倒れる音がした。そして,猪八戒が起き上がることはなかった。


ブリブリ左右衛門:私の勝ちだ・・・!!


ブリブリ左右衛門は腕を2本に戻すと,刀を鞘に収めた。


ムネチ仮面:や,やったああああああ!!左右衛門ちゃんの勝ちだよーん!!


トラエモン:まっさく,ハラハラさせやがるぜ・・・。


その時だった。ブリブリ左右衛門と猪八戒を囲んでいた「悪魔の結界」が,音を立てて揺れ始めた。


オーシャン仮面:な,なんだなんだ!?何が起こってるんだ!?


すると悪魔の結界の上層部から,猪八戒に向かって巨大な雷が落ちてきた。


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!


猪八戒:ぐあああああああああああああああああ・・・!!


トラエモン:お,おい!!アイツ大丈夫か・・・!?


そして猪八戒の体は,悪魔の結界と共に,消滅した。


猪八戒→死亡。


トラエモン:き,消えた・・・?


ブリブリ左右衛門:「悪魔の結界」の中で敗れた者が死ぬというのは,本当だったらしいな・・・。


ブリブリ左右衛門,勝利!!第43話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第39話  猪八戒の過去


~前回のあらすじ~

「悪魔の結界」の力を得た猪八戒に,追い詰められていくブリブリ左右衛門。勝機はあるのか!?





ブリブリ左右衛門(まずい,もう限界だ。次の一撃をくらったら,間違いなく俺は死ぬ・・・!!)


ブリブリ左右衛門は,猪八戒の猛攻で,立っているのがやっとだった。


猪八戒:ほう。まだ立てるのか?いい加減諦めて,早く楽になったらどうだ?


するとブリブリ左右衛門は,猪八戒を睨み付けた。


ブリブリ左右衛門:貴様に1つ・・・聞きたいことがある・・・。


猪八戒:あん?


ブリブリ左右衛門:なぜお前は三蔵法師の地球侵略に協力しているんだ!?地球を侵略したところで,それが一体何になるというんだ!?



すると猪八戒は,フッと嘲笑った。


猪八戒:
お前達には,理解できないだろうな。俺がどれだけ心に闇を背負っているのかを・・・。



-10年前,地球,とある教会-


猪八戒の元の名前は孝一だった。孝一は,傷だらけになりながら,教会の中に入ってきた。


孝一:
ただいま母さん・・・。


孝一には母親がいた。その母親はクリスチャンで,教会で牧師の仕事に就いていた。


孝一の母:孝一!!また喧嘩してきたのね?あれほど喧嘩は止めなさいって言ったじゃない!!


今日の礼拝は休みだったので,孝一の母は教会の掃除をしている最中だった。


孝一:
へっ。俺が先に手を出したわけじゃねえ。向こうから喧嘩を売ってきたんだよ。


孝一は地域でも有名な喧嘩少年で,母親も手を焼いていた。


孝一の母:
待ってなさい。すぐに救急箱を取ってくるわね。


孝一の母が立ち上がった瞬間,バン!!とドアが激しく開こうとした。


ヤクザ:
コラァ!!早く出ていけと言うとるやろうがぁ!!


数人のヤクザが,教会の中に乗り込んできた。


ヤクザ:
姉ちゃんよお。ここの土地はすでに俺達が買収したんだぜえ?早く出て行ってもらわねえと困るんだけどなあ。ああ!?


孝一の母:ま,待ってください!!まだこの教会に通っているクリスチャンの方が何人も・・・。


するとヤクザの1人が,孝一の母を蹴り飛ばした。


孝一の母:
ウッ・・・!!


ヤクザ:テメエの言い訳なんざ聞きたくねえんだよ!!


孝一:・・・・・・!!


それを見ていた孝一は,ヤクザに殴りかかろうとしたが,母親に腕をつかまれた。


孝一の母:
駄目よ,孝一!!私達が悪いんだから・・・!!)


孝一:(ちくちょう・・・!!)


ヤクザ:いいか!!3日後にこの教会をブチ壊すからな!!


ヤクザはイエス・キリストに向かって煙草の吸い殻を投げ捨てると,教会から出て行った。


孝一:母さん,アイツらなんとかならねえのか!?教会を追い出されてもいいのかよ!?


孝一の母:仕方ないのよ。明後日ここを出ましょう・・・。


孝一:くそ・・・納得できねえよ・・・!! 


だが,さらなる不幸が孝一にふりかかった。その翌日,母が交通事故で亡くなったのだ。


幼い頃,父を病気で亡くしていた孝一にとって,母の死はかなり重いものだった。


孝一:
母さん,なんで死んじまったんだ・・・これから俺,どうすりゃいいんだよ・・・。


病院から帰る途中,孝一は信じられない光景を目撃した。


孝一:(ば,馬鹿な!!教会が,燃えている・・・!!)


一体教会に何があったのか!?第40話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第38話  猪八戒の闇!!


~前回のあらすじ~

猪八戒を一気に追い込んだブリブリ左右衛門。だが猪八戒は「悪魔の結界」を発動させた。この結界から出るには猪八戒に勝たなければならず,負けたら死ぬと言う・・・!!





ブリブリ左右衛門:ふ,ふざけるな!!負けたら死ぬ!?こんな勝負は無効だ!!俺は続ける気は無い!!


猪八戒:もう遅い。一度発動した「悪魔の結界」を取り除くことはできない。


ブリブリ左右衛門:なに・・・!?


猪八戒:どちらかが勝つまで,どちらかが死ぬまで,この勝負は続く・・・!!


結界の外のトラエモン達も,恐怖で怯えていた。


オーシャン仮面:おいおいおいおい!!負けたら死ぬって本当かよ!?冗談だよな!?


トラエモン:分からない・・・。だがこの闇の力,冗談だとは思えない・・・。


その時,カイトがブリブリ左右衛門の異変に気づいた。


カイト:み,見て!!ブリブリ左右衛門の様子が変よ!?


ブリブリ左右衛門の呼吸が,かなり荒くなっていたのだ。


ブリブリ左右衛門:(な,なんだ!?この結界が発動してから,息が苦しい・・・。)


猪八戒:この結界の中で耐えることができるのは,心に巨大な闇を持つ者のみ。お前じゃちょっと厳しいかもな・・・。


ブリブリ左右衛門:なんだと・・・!!


猪八戒:さあ!!バトル再開だ!!行くぜえ!!


すると,猪八戒の腕が急激に長くなった。


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・JETバズーカァ!!


ブリブリ左右衛門:く!!秘技,「豚分身」・・・!!


ゴガッ!!


「豚分身」が間に合わず,猪八戒の拳がブリブリ左右衛門の体に直撃した。


ブリブリ左右衛門:グハッ・・・!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!


ブリブリ左右衛門は後ろの壁に直撃し,そして床に落ちた。


オーシャン仮面:ブ,ブリブリ左右衛門!!


トラエモン:く,「悪魔の結界」のせいで,ブリブリ左右衛門の動きが鈍くなってるのか・・・!!


カイト:それだけじゃないわ。猪八戒の動きも,さっきよりも速くなっている気が・・・。


猪八戒:気づいたようだな。「悪魔の結界」を発動した者のスピードとパワーは,全て10倍に跳ね上がるのさ!!


トラエモン:そういうことか・・・!!


するとブリブリ左右衛門が,ヨロヨロと起き上がった。


ブリブリ左右衛門:く・・・そ・・・!!


猪八戒:ほう。まだ戦う体力が残っていたか。だがまだだ。俺が受けた痛みを百倍にして返してやるぜ!!


猪八戒は両腕を伸ばした。


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・JETストーム!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!


ブリブリ左右衛門:グハァ・・・!!


猪八戒:まだまだぁ!!こんなもんじゃねーぞ!!


再び,猪八戒の腕が伸びた。


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・JETピストル!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!


猪八戒の猛攻に,ブリブリ左右衛門はついに倒れた。


トラエモン:ちょ・・・ブリブリ左右衛門の野郎,ヤバイんじゃねーか!?


オーシャン仮面:猪八戒のスピードに,ブリブリ左右衛門の体が反応できていない・・・!!


カイト:じゃあ,ブリブリ左右衛門はどうしたら・・・?


猪八戒:はっ。もう奴に勝ち手段なんざ残っちゃいねえよ。いい加減降参したらどうだ?ま,その時が貴様の最期となるがな。


すると,再びブリブリ左右衛門が起き上がった。


猪八戒:ほう。まだ戦う気か・・・?


ブリブリ左右衛門:当たり前だ・・・三蔵法師の野望を阻止する為にも・・・俺達は・・・負けられないんだ・・・!!


ブリブリ左右衛門は勝てるのか!?第41話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第37話  悪魔の結界


~前回のあらすじ~

ブリブリ左右衛門vs猪八戒。ブリブリ左右衛門は「幻術の実」の力をうまく使って,猪八戒にダメージを与えることに成功したが・・・?





猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・ピストル!!


猪八戒の攻撃がブリブリ左右衛門に命中した。しかしその直後,ブリブリ左右衛門の体がパッと消えた。


猪八戒:(また偽物か!!うっとおしいったらありゃしねえ!!)


ブリブリ左右衛門:必殺!!「豚斬り」!!


猪八戒は,ブリブリ左右衛門の攻撃をかろうじてかわした。


ブリブリ左右衛門:フフフ。どうやら相当焦っているようだな。


猪八戒:うるせえ!!


ブリブリ左右衛門:なら,もっと面白いものを見せてやろう!!


するとブリブリ左右衛門が,1匹2匹と,どんどん増えていった。


猪八戒:(なに!?奴の体が増殖していきやがる!!)


ブリブリ左右衛門:秘技ー「豚分身」!!


ついに,ブリブリ左右衛門は10匹に増えた。


ブリブリ左右衛門:この10人の中で,本物の私はたったの1人。残りの9人は,私の幻術で作られた幻だ!!いくぞ!!


ブリブリ左右衛門10匹が,一斉に猪八戒に襲いかかった。


猪八戒:(フザけやがって・・・クソッタレがぁ!!)


猪八戒は,両腕を伸ばした。


猪八戒: ゴムゴムのぉ・・・ガトリング!!


猪八戒の手から,無数のパンチが繰り出された。しかしブリブリ左右衛門達は,そのパンチに当たっては消え,当たってはまた消えた。


猪八戒:(どれだ!?どれが本物だ!?)


ブリブリ左右衛門:必殺!!「豚斬り」!!


ズバッ!!


最後に残ったブリブリ左右衛門が,剣で猪八戒の体を切り裂いた。


猪八戒:グハッ・・・・・・!!


カイト:やったわ!!2発目も命中よ!!


ドサッと,猪八戒は倒れた。


トラエモン:しかし意外と強いな,あの豚。


猪八戒が,なんとか起き上がった。


猪八戒:く・・・やってくれるじゃねえか・・・!!


ブリブリ左右衛門:フ,お前の全力はそんなものか? 


すると,猪八戒が不適な笑みを浮かべた。


猪八戒:仕方ねえ。まさか貴様ごときに「コレ」を使うことになるとはな・・・。


ブリブリ左右衛門:コレ?一体何の事だ!?


すると猪八戒は,ポケットの中から「黒色に光る物体」を取り出した。


トラエモンなんだ,あの不気味な石は!?


猪八戒:これは三蔵法師様が俺達にくれた,究極の闇の力を秘めた石だ。本当はあまり使いたくなかったんだがな・・・。


オーシャン仮面:気をつけろ,ブリブリ左右衛門!!アイツ何かしてくるぞ!!


ブリブリ左右衛門:ああ,分かっている・・・!!


猪八戒は,その石を上に振りかざした。


猪八戒:「悪魔の結界」,発動!!


すると石から黒い光が大量に放たれ,辺り一面が「闇」に覆われた。


ムネチ仮面:おわあああああああ!?一体何が起こってるんだよーん!?


猪八戒:アッハッハッハ!!力が・・・力がみなぎるぜええええええ!!


すると猪八戒とブリブリ左右衛門の周りに,黒い結界が張られた。


オーシャン仮面:ブリブリ左右衛門!!大丈夫か!?


オーシャン仮面はブリブリ左右衛門に近づこうとしたが,結界によって弾き飛ばされてしまった。


オーシャン仮面:な,なに!!結界の中に入れない!?


ブリブリ左右衛門:なんだこの結界は!?貴様,何をした!?


猪八戒:悪魔の結界の中では,俺達2人以外の者が存在することはできない。また俺達も,勝負で勝った者しかこの結界からは出られない・・・。


ブリブリ左右衛門:なに!?じゃあ負けた奴はどうなるんだ!?


猪八戒:悪魔の結界による裁きを受け・・・死ぬ。


ブリブリ左右衛門:なんだと!?


命懸けの勝負!!ブリブリ左右衛門は生き残れるのか!?第38話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第36話  ブリブリ左右衛門vs猪八戒!!


~前回のあらすじ~

トラエモン達の前に現れた,三蔵法師の部下「猪八戒」。戦うのはブリブリ左右衛門だが・・・?





ブリブリ左右衛門:フン。貴様のような豚は,一瞬で蹴散らしてくれる!!


猪八戒:いやお前が豚じゃねーか!!豚に豚と言われたくねえ!! 


ムネチ仮面:やーい!!ブータブータ!!


トラエモン:お前が言うなよ!?


オーシャン仮面:頑張れよ,ブリブリ左右衛門!!


ブリブリ左右衛門は,腰に差していた剣をつかんだ。


ブリブリ左右衛門:さあ,来い!!


猪八戒:なら遠慮なく行かせてもらうぜ!!


すると,猪八戒の腕が急激に長くなった。


ブリブリ左右衛門:(腕が伸びた!?)


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・バズーカ!!


トラエモン:(漫画の技パクったーーー!!)


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!


ブリブリ左右衛門の後ろの壁が壊れる音がした。


猪八戒:チッ。かわされたか・・・。


ブリブリ左右衛門:危なかったー!!だが,貴様のその能力は・・・!?


猪八戒:そう!!俺は「ゴムゴムの実」を食べた悪魔の実の能力者だ!!


※悪魔の実とは,漫画「ワンピース」内で登場し,食べたら超人的な力を得ることができる実である。


トラエモン:なんで地球上に「悪魔の実」が実在してるんだよ!?


カイト:マンガだからじゃない?


トラエモン:マジかよ。じゃあブリブリ左右衛門が圧倒的不利じゃ・・・。


オーシャン仮面:フ。悪魔の実を食べたのが,あの猪八戒だけだと思うなよ。


トラエモン:!?


猪八戒:もう1発行くぜ!!


再び,猪八戒の両腕が長くなった。


猪八戒:ゴムゴムのぉ・・・バズーカ!!


ドガッ!!!


ブリブリ左右衛門:ぐはっ・・・!!


猪八戒:ハハハハハ!!早速命中・・・・・・・・・ん!?


すると,ブリブリ左右衛門の体がパッと消えた。


猪八戒:(どういうことだ!?幻か!?)


ブリブリ左右衛門:こっちだ。


ブリブリ左右衛門は,猪八戒の背後にいた。


猪八戒:テメエ・・・・・・!!


ブリブリ左右衛門:必殺!!「豚切り」!!


ズバッ!!


ブリブリ左右衛門の剣が,猪八戒の背中を切り裂いた。


猪八戒:イッテエエエエエエエエエーーーー!!


オーシャン仮面:よっしゃあー!!ブリブリ左右衛門が先手を取ったぞ!!


トラエモン:つーか,なんでブリブリ左右衛門の体がいきなり消えたんだ!?


猪八戒は,ヨロヨロと起き上がった。


猪八戒:貴様・・・今のは何だ・・・!?


ブリブリ左右衛門:私も「幻術の実」を食べた,悪魔の実の能力者なのさ!!


トラエモン:なにい!?アイツも能力者だったのか!!


オーシャン仮面:ブリブリ左右衛門だけじゃないぞ。私とカイトも悪魔の実の能力者だ。


トラエモン:マジかよ!!それ先に言ってくれないか!?


猪八戒:フ,貴様も悪魔の実の能力者だったとはな。じゃあさっき俺が攻撃したのは,貴様が造り上げた幻術だったというわけか・・・。


ブリブリ左右衛門:その通りだ。


すると猪八戒は,ニヤリと笑った。


猪八戒:クックック。久しぶりに楽しめそうだぜ・・・!!


「ゴムゴムの実」vs「幻術の実」!!勝つのはどっちだ!?
第39話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第35話  猪八戒の来襲!!


~前回のあらすじ~

クイズの答えを入力したブリブリ左右衛門。何事もなく,三蔵城の扉が開かれた!!





ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!(扉が開く音)


ムネチ仮面;やったー!!ついに扉が開いたよ~ん!!


トラエモン:この城の中に,三蔵法師がいるのか・・・!!


オーシャン仮面:いよいよだな,ブリブリ左右衛門!!


しかし,ブリブリ左右衛門の反応がなかった。


オーシャン:どうやらまだ気絶したままらしいな・・・どうする?ブリブリ左右衛門を1人だけ置いておくわけにはいかんだろう。


カイト:トラエモン,あなたが気絶させたんだから,あなたが運んでよ。


トラエモン:ヘイヘイ,わかりましたよ・・・。


トラエモンは,ブリブリ左右衛門を背負った。


カイト:それじゃ,中に入るわよ!!


5人はついに,城の中に入った。中はとても暗かった。


オーシャン仮面:ここが三蔵城の中か・・・!!


カイト:みんな気をつけて。何が起こるかわからないわ。


バタン!!


突然,扉が閉まった。さらに誰かの笑い声が聞こえてきた。


?????:クックックック・・・!!


トラエモン:マズイ!!閉じこめられたぞ!!


オーシャン仮面:く,暗くて前が見えん!!


?????:クックックック・・・。


カイト:ちょっとムネチ仮面!!アンタなに触ってんのよ!!この変態!!


ムネチ仮面:ご,ごめんよ~ん!!だけどわざとじゃないよ~ん!!


?????:クッ・・・クックック・・・。


オーシャン仮面:どさくさに紛れて触るとは・・・最低な男だな・・・。


ムネチ仮面:だからわざとじゃないんだよ~ん!!許してくれよ~ん!!


?????:クッ・・・クックッ・・・クソ・・・。


トラエモン:だけど触ったことには変わりないんだから,一応警察に届け出たほうがいいな。


ムネチ仮面:そ,そんな~ん!!僕にだって大切な人生が・・・。


?????:お前らいい加減気づけー!!さっきから意味ありげに笑ってるんだから!!


トラエモン:!? そこにいるのは誰だ!!


突然,辺りが明るくなった。そこには1人の人間が立っていた。


猪八戒:我が名は「猪八戒」。三蔵法師様に仕える部下の1人だ・・・!!


オーシャン仮面:三蔵法師の部下か・・・。


猪八戒:よく入り口のクイズに答えることができたな。褒めてやろう。


カイト:あなたに用はないわ。そこをどきなさい!!


猪八戒:どいてやってもいいが,この先にはさらに扉がある。お前らは先には進むことはできん。


トラエモン:なに!!じゃあどうすれば先に進めるんだよ!?


すると猪八戒は,ポケットから鍵を取り出した。


猪八戒:これは次の扉を開ける鍵だ。先に進みたければ,俺を倒してこの鍵を奪うんだな!!


カイト:やはり闘うことになるのね・・・。どうする?誰があいつと闘う?


ブリブリ左右衛門:わ・・・私に闘わせてくれ・・・!!


トラエモンの背中で気絶していたブリブリ左右衛門が,目を覚ました。


オーシャン仮面:ブリブリ左右衛門!?大丈夫なのか?


ブリブリ左右衛門:ああ,大丈夫だ。それよりも,さっきは無様な姿をさらしてしまったのでな。奴を倒して,汚名を挽回させてもらう!!


トラエモン:汚名を挽回してどうすんだよ。それを言うなら名誉挽回だろ。


ブリブリ左右衛門が,猪八戒の前に立った。


猪八戒:お前が相手か。いいだろう。なぶり殺しにしてやる・・・!!


次回,ブリブリ左右衛門vs猪八戒!!第38話に続く!!

がんばれ,トラエモン!

第34話  ジャンケンの脅威!?


~前回のあらすじ~

看板に書かれたクイズを解いたトラエモン達!!しかし誰か答えを入力するかで争いとなり,ついにジャンケンで決めることになった!!


 


トラエモン:(駄目だ,絶対に負ける!!一体どうしたらいいんだ!?)


オーシャン仮面:(悪く思うなトラエモン。私達は喜んでパーを出す!!)


ブリブリ左右衛門:
いくぞ!!ジャン・ケン・ポン!!


トラエモン→
グー

ムネチ仮面→パー

カイト→パー

オーシャン仮面→
パー

ブリブリ左右衛門→チョキ


トラエモン:
あれ?俺負けてないぞ!?やったああああああああ!!


オーシャン仮面:ちょっとブリブリ左右衛門!!なんでパーを出さないんだよ!?


ブリブリ左右衛門:何を言っているんだ?私はパーを出してるじゃないか。


カイト:いや,それはどう見てもチョキよ・・・。


ブリブリ左右衛門:え?マジですか!?


ブリブリ左右衛門は自分の手を見つめた。それはやはりチョキだった。


ブリブリ左右衛門:
しまったぁ!!豚の手はチョキしか出せなかったああ!!


オーシャン仮面:(馬鹿がもう1人居たーーーー!!)


トラエモン:
ハーッハッハッハッハッハ!!自分がチョキしか出せないこと忘れてやがった!!馬鹿じゃねえの!?


カイト:(アンタも似たようなもんでしょ・・・。)


ブリブリ左右衛門:
わ・・・罠だ!!これは罠だ!!


トラエモン:いやジャンケン提案したのお前だろ!!


ムネチ仮面:
さっきのはアイコになっちゃったから,ジャンケンはもう1回だよ~ん!!


オーシャン仮面:(トラエモンはグー,ブリブリ左右衛門はチョキしか出せないとなると・・・。)


トラエモン:
いくぜ!!ジャン・ケン・ポン!!


トラエモン→
グー

ムネチ仮面→パー

カイト→パー

オーシャン仮面→
パー

ブリブリ左右衛門→チョキ


トラエモン:
お前の負けだ,ブリブリ左右衛門!!


ブリブリ左右衛門は,その場でガクっと倒れた。


ブリブリ左右衛門:チ・・・チクショウ・・・!!


カイト:だ,大丈夫よブリブリ左右衛門。正解を入力すれば何も起きないわよ。


トラエモン:
ほらほらほらぁ!!さっさと入力しろや!!ヒャーハハ!!


ブリブリ左右衛門:こいつジャンケンで負けなかったからって超うぜえええええ!!)


ブリブリ左右衛門はキーボードの前に立つと,ゆっくり「43」と入力した。


ブリブリ左右衛門:(あとはEnterキーを押すだけか・・・だが・・・。)


トラエモン:
ケーケケ!!早くEnterキーを押せやオラァ!!


ブリブリ左右衛門:(マジでうぜえコイツーー!!)


ブリブリ左右衛門は,Enterキーに手を伸ばした。その手はかなり震えていた。


ブリブリ左右衛門:(頼む!!爆発するな!!)


ポチッと,Enterキーを押した。


トラエモン:
ドガアアアアアアアアアアアアン!!!


ブリブリ左右衛門:
ギャアアアアアアアアアアア!!!


ブリブリ左右衛門は,泡を吹いて気絶した。


カイト:
ちょっと!!何脅かしてんのよトラエモン!!


トラエモン:いやあ,スマンスマン。だけど本当に爆発しなくて良かったじゃねえか。


ついに,城の扉が開かれた!!第37話に続く!!



がんばれ,トラエモン!

第33話  クイズに答えろ!!


~前回のあらすじ~

看板の存在に気づいたトラエモン達。そこにはクイズが書かれてあり,正解を入力すれば城の中に入れる。しかし間違えた場合は・・・!!





挑戦者よ。中に入りたければ,次の問題に答えるがいい!!

第1問   T=1 D=1 F=2 K=? Kの値を答えよ!!


違った答えを入力した場合,キーボードが爆発し,入力した者は死亡する。



トラエモン:ムネチ仮面!!お前数学の先生なら分かるだろ!?


ムネチ仮面:ふ,ふざけるなよ~ん!!数学とクイズは関係ないよ~ん!!


カイト:2人とも,喧嘩してる場合じゃないわ。真面目に考えましょう。


しかし,いくら考えても,答えが浮かび上がることはなかった。


ブリブリ左右衛門:駄目だ。全然分からん。


トラエモン:つーか三蔵城の中に入る為に,なんでこんな事しなくちゃならないんだ・・・。


カイト:三蔵法師は,無類のクイズ好きよ。


トラエモン:あ,そうなの!?地球征服とギャップありすぎだろ!!


オーシャン仮面:なあ。ひょっとしてこの1とか2の数字って,何かの単位じゃないかな?


トラエモン:単位ねえ。T=1匹,D=1匹,F=2匹,・・・分からん!!


カイト:T=1本,D=1本,F=2本,・・・にほん・・・日本?


その時,カイトはニヤリとした。


カイト:分かったわ!!このクイズの答えが!!


トラエモン:マジで!?答えは!?


カイト:Tは「都」,Dは「道」,Fは「府」,Kは「県」。数字は日本の都道府県の数を表していたのよ!!


トラエモン:おおーーーー!!すげえ!!


ムネチ仮面:つまり答えは34だね!!


トラエモン:いや43だろ!!お前ホントに日本人か!?


オーシャン仮面:よーし!!答えが分かったら早速入力し・・・。


ブリブリ左右衛門:待てい!!


オーシャン仮面が動きを止めた。


オーシャン仮面:なんだよブリブリ左右衛門。ひょっとして答えが43じゃないと言いたいのか?


ブリブリ左右衛門:いや,答えは43であってるだろう。だが,これが三蔵法師のただの悪ふざけだったらどうする?もし何を入力しても,爆発するような仕組みになっていたら・・・?


オーシャン仮面:ま,まさか・・・。


カイト:けど,一理あるわ。だいたいクイズに答えたら中に入れるって,ふざけてない?


オーシャン仮面:た,確かに・・・。


皆は沈黙してしまった。


トラエモン:ム,ムネチ仮面,お前入力しろよ。お前が死んでも誰も悲しまないだろ。


ムネチ仮面:い,嫌だよ~ん!!ここはやっぱり答えを見つけ出したカイトちゃんが・・・。


カイト:わ,私だって嫌よ!!死ぬかもしれないなんて・・・。


その時ブリブリ左右衛門は,トラエモンの手をチラッと見た。


ブリブリ左右衛門:(前から思っていたが,トラエモンの手って「グー」しか出せないんじゃ・・・?)


ブリブリ左右衛門は,不適な笑みを浮かべた。


ブリブリ左右衛門:よーし!!ここはジャンケンといこうじゃないか!!


トラエモン:(ジャ,ジャンケン!?)


ジャンケンという言葉を聞いて,トラエモンはかなり動揺した。なぜならジャンケンではのり太に100戦100敗という大記録を達成しているからだ。


トラエモン:いやジャンケンは駄目だろ!!ジャンケンは!!


ブリブリ左右衛門:なんで?公平でいいと思ったんだがね・・・。


トラエモン:俺ジャンケンは弱いんだよ!!何故か分からないけど・・・。


ブリブリ左右衛門:(グーしか出せないからだろ・・・。)


カイト:(グーしか出せないからでしょ・・・。)


オーシャン仮面:(グーしか出せないことに気づけよ・・・。)


トラエモン:あ,そうだ!!しりとりで決めない!?


ブリブリ左右衛門:そんな暇ないだろ。大体さっきから,しりとりしりとりウザイぞ。


トラエモン:くっ・・・。


オーシャン仮面:もうジャンケンでいいだろ。ひょっとしたら勝てるかもしれないじゃん?


トラエモン:(ま,まじかーーーーーーーーー!!)


トラエモン,絶体絶命!!第36話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第32話  108マシンガン!!


~前回のあらすじ~

城の中に入るのに苦戦しているトラエモン達
。そこで突然現れたムネチ仮面が,城のドアを必殺技によってぶち壊すらしいが・・・?




                             ワン・オー・エイト
ムネチ仮面:僕の必殺技!!それは「108マシンガン」だよーん!!


トラエモン:ワン・オー・エイトマシンガン!?なんだそりゃ!?


ムネチ仮面:「1→ワン,0→オー,8→エイト」で,108(ワン・オー・エイト)マシンガン!!その名の通り,108回パンチをするという,究極の必殺技だよーん!!


カイト:なかなかカッコイイ技名じゃない。


ムネチ仮面:どこかの漫画の技をパクったんだよ~ん!!


カイト:・・・ダメじゃん。

                          ワン・オー・エイト
ムネチ仮面:いくよん!!108マシンガン!!


ムネチ仮面は,三蔵城の扉に向かって,パンチをし続けた。


ムネチ仮面:おりゃああああああああああああああ!!!


ドガ!!バキ!!バギャ!!ドガ!!


オーシャン仮面:おお,凄い音だ!!


ブリブリ左右衛門:これなら本当に開くかもな!!


しかし,扉はびくともしなかった。


カイト:・・・開いてないじゃん!!


トラエモン:あれ?確かにさっき「ドガ!!バギ!!バギャ!!ドガ!!」って,扉を破ったような音がしたはずだけど・・・。


ムネチ仮面:いや,さっきのは僕の指の骨が折れた音であって・・・。


トラエモン:なにー!!ダサイぞお前!!


結局,三蔵城の扉を開けることは,ムネチ仮面でもできなかった。


オーシャン仮面:く・・・もう諦めて帰るしかないのか・・・?


その時,カイトが何かに気づいた。


カイト:!! みんな,あれを見て!!何かあるわ!!


トラエモン:マジで!?


トラエモン達は,カイトが指差す先へと向かった。そのには大きな看板があった。


オーシャン仮面:看板があったぞ!!しかも何か書いてある!!



挑戦者よ。中に入りたければ,次の問題に答えるがいい!!

第1問   T=1 D=1 F=2 K=? Kの値を答えよ!!



ブリブリ左右衛門:な,なんだこれ!?クイズか!?


看板の下には,キーボードが置かれていた。


カイト:クイズの答えを入力して,正解したら中に入れる仕組みのようね・・・。


トラエモン:つーかなんで俺らこれに気付かなかったの!?おかげで33話と34話の半分が無駄になったじゃねえか!!


ムネチ仮面:過ぎたことはとやかく言っても仕方ないよ~ん!!とにかく今はこの問題を解くことに集中するんだよ~ん!!


トラエモン達はしばらくこの看板を見つめていたが,答えが浮かび上がることはなかった。


オーシャン仮面:全然分からない・・・画数でもないし・・・アルファベットの順番でもない・・・。


ブリブリ左右衛門:だったら,適当に数字を入力していけばいいんじゃねえか?


トラエモン:おお!!それは名案だ!!では早速・・・。


カイト:待ってみんな!!看板をよく見て!!


看板には,さらに続きが書かれてあった。



間違った答えを入力した場合,キーボードが爆発し,入力した者は死亡する。



トラエモン:え!?じゃあ入力のチャンスは一回きりってことか!?


カイト:そうよ。しかも間違えたら,入力した本人が死ぬ・・・!!


このクイズを解くことができるのか!?第35話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第31話  三蔵城!!


~前回のあらすじ~

トラエモン達は三蔵法師を倒すため,ドコでもドアの中に入った!!


 


-三蔵城-


ドコでもドアをくぐったトラエモン達は,巨大な城の前に立っていた。


トラエモン:な,なんだこの城は!?


カイト:ここが三蔵法師とその部下達の本拠地,三蔵城よ。


ブリブリ左右衛門:予想以上にデカイな。


トラエモン:てことは,この中に三蔵法師がいるんだな?だったら話は早い。


トラエモンは,四次元ポケットから「通りぬけフープ」を取り出した。


ブリブリ左右衛門:なんだ,それは?


トラエモン:「通りぬけフープ」といってな。これさえあれば,どんな壁も通りぬけることができるのだ。みんな,中に入るぞ!!


しかし「通りぬけフープ」を壁に設置した瞬間,「通りぬけフープ」が弾き飛ばされた。


トラエモン:あれ!?どういうことだ!?


カイト:どうやらこの城は,三蔵法師の特殊な魔法で守られているようね。


トラエモン:くっそー。それじゃ「ドコでもドア」で中に入るのも無理か・・・。


オーシャン仮面は,城のドアを押してみた。


オーシャン仮面:だめだ。ビクともしないぞ,このドア。


トラエモン:だったら,このドアをブチ壊してやるぜ!!


トラエモンは,四次元ポケットから「空気砲」を取り出した。


トラエモン:空気砲,発射!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!


空気砲が放った空気は扉に命中した。が,扉はびくともしなかった。


トラエモン:えー!?なんでー!?


ブリブリ左右衛門:空気で扉が開くわけないだろう。


トラエモン:くそー・・・一体どうしたら・・・。


すると,カイトが何かを発見した。


カイト:トラエモン,ここになにか穴が開いてるんだけど・・・。


トラエモン;え?ホント!?


確かに,扉の近くに穴が開いていた。


トラエモン:きっとここから中に入れるんだ!!いくぞー!!


トラエモンは,穴めがけて突っ込んだ。


ガン!!


だが,トラエモンは穴にぶつかった。


トラエモン:イテテ・・・。なんだこの穴,中に入れないぞ・・・。


ムネチ仮面:だめだめ,まだ描いてる途中なんだから。


トラエモン:穴を描くなー!!!


オーシャン仮面:そういえば,さっき「出口」なら見つけたぞ。


トラエモン:出口でもいいだろ。中に入れればいいんだから。


シャイアン:それならあそこの家に・・・。


トラエモン:「出口」って人の名字のことかー!!


ブリブリ左右衛門:ああ,でも「ひひひの入り口」ならどこかにあるって聞いたこがあるぞ。


トラエモン:な,なんだ,その怖そうな名前は・・・。


ブリブリ左右衛門:秘密(ひ3つ)の入り口!


トラエモン:クイズやってんじゃねえよ!!お前ら真面目に中に入る方法考えろおおお!!


その時,ムネチ仮面はニヤニヤとしていた。



ムネチ仮面:フフフ。君達,この扉を開けるのに苦戦しているようだね。そんな時こそ,僕の出番だよーん!!こんな扉,開けてみせるよーん!!


トラエモン:は!?お前みたいな中年オヤジに開けれるわけねーだろ!!


ムネチ仮面:フッフッフ。僕の必殺技
を見てからもそう言えるのかな・・・?


トラエモン仮面:(ひ,必殺技だと!?)


果たしてドアは開くのか!?第33話に続く!!



がんばれ,トラエモン!

第30話  雑魚の2人!!


~前回のあらすじ~

ムネチ仮面がお菓子を全部食べてしまったものの,トラエモンの秘密道具「グルメテーブルかけ」により,トラエモン達は空腹を満たすことができた。





トラエモン:秘密道具「ニワトリ型目覚まし時計」!!


目覚まし時計:コーケコッコー!!


驚いたオーシャン仮面らは,デンデンハウスの中から飛び出てきた。


トラエモン:いい加減起きろ。もう午前8時だぞ。


オーシャン仮面:あーびっくりした。なんだ,目覚まし時計か・・・。


ブリブリ左右衛門:つーか秘密道具なんか使わずに普通に起こせよ・・・。


トラエモン:秘密道具を使った方が確実だからな。


するとムネチ仮面が,デンデンハウスの中でもがいていた。


ムネチ仮面:き,昨日はなんとか中に入れたけど,今度は出られなくなっちゃったよーん!!


トラエモン:自分でなんとかするんだな。


ムネチ仮面:そ,そんなー!!トラエモン,最近僕に冷たいよーん!!


カイト:あれ?でもミッフィーちゃんがまだ起きていないようだけど。


トラエモン:あ,「ニワトリ型目覚まし時計」は四次元ポケットの中までは効果はないのか。ま,いずれ起きてくるだろう。それじゃ,まずは朝ご飯だ。


トラエモン達は,「グルメテーブルかけ」から出てきた朝ご飯を食べ終えると,出発の準備を始めた。


オーシャン仮面:いよいよ今日,三蔵法師と戦いに行くのか・・・!!


ブリブリ左右衛門:ああ。地球上の人間達を,ヴァンパイアに戻すためにな。


カイト:逆よ!!ヴァンパイアを人間に戻すんでしょ!!


ブリブリ左右衛門:あ,そうでした。


しかしその時,事件は起きた。


はいきんまん:ギャーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!


トキンちゃん:オーッホッホッホッホッホッホッホッホ!!


トラエモン:!?


見知らぬ2人の人間(?)が,部屋の中に入ってきたのだった。


トラエモン:なんだお前ら!!


はいきんまん:俺達は強盗だ!!ありったけの金を出しな!!


ブリブリ左右衛門:あ,ストーリーには関係ないのか。


トラエモン:いや,出すわけないだろ。このゴミどもが。


トラエモンの言葉に,はいきんまんとトキンちゃんはキレた。


はいきんまん:おのれえ,よくも俺様を怒らせたな!!トキンちゃん,大砲用意!!


トキンちゃん:ラジャー!!


はいきんまんは,大砲を装着した。


ブリブリ左右衛門:まずいぞ!!あんなものくらったら・・・!!


はいきんまん:いくぞ,発射!!


大砲から巨大な砲弾が放たれた。


トラエモン:く,みんな避けろー!!


トラエモン達4人は,飛んできた
砲弾をなんとか避けた。


はいきんまん:ち,かわされたか!!だがまだ終わりではない。この砲弾の特徴は・・・なんと!!


トキンちゃん:え?なになに!?


はいきんまん:最近はやりのヨーヨー式だ!!


トキンちゃん:あーっはっはっ・・・。て,それじゃ戻ってくるじゃないのよー!!


はいきんまん:!!!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!


戻ってきた砲弾が直撃し,はいきんまんとトキンちゃんはどこかに飛んでいった。


オーシャン仮面:なんだったんだアイツらは・・・。


トラエモン:余白の埋め合わせみたいなもんだろ。


トラエモンは,「ドコでもドア」のドアを開けた。


トラエモン:それじゃ,三蔵法師を倒すため,いざ出発だ!!


トラエモン達は三蔵法師を倒す為,ドコでもドアの中に入った。第31話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第29話  ムネチ仮面は辛いよ


~前回のあらすじ~

お菓子を食べた犯人は,やはりムネチ仮面だった!!トラエモンはムネチ仮面を一度追い出したが,ムネチ仮面を必要と感じたトラエモンは,ムネチ仮面を許すことにした。


 


オーシャン仮面:あー。お腹空いたなー。このままじゃ飢え死にしてしまう・・・。


ブリブリ左右衛門:誰かさんがお菓子を全部食べてくれたおかげでな・・・。


ムネチ仮面:え!?僕のおかげ!?そんな,照れるよーん!!


ブリブリ左右衛門:ほめてねえよ!?


トラエモン:フフフ。こんな時の為に,俺は非常食を用意していたのさ・・・。


トラエモンはミッフィーを見ると,ニヤリとした。


ミッフィー:ちょ,ちょっと!!ひょっとして僕を食べる気じゃ・・・!?


トラエモン:冗談冗談。と言っても,俺達お金持ってないし,料理もできないし,食べられる物といったら,さっきのお菓子ぐらいしか無かったんだよな・・・。


カイト:トラエモンの秘密道具でなんとかならないの?


トラエモン:ハッ。なんとかなるわけ・・・・・・・・・・・あ!!


カイト:え?もしかして食べ物が出てくる秘密道具が・・・!?


トラエモン: サザエさん録画するの忘れてたああああああああああ!!


カイト:・・・・・・・・・。


カイトは,ポケットからバタフライナイフを取り出した。


トラエモン:す,すみませんでしたああああああああ!!つーかなんでそんなの持ってるの!?さっきのは冗談!!本当に便利な秘密道具があるんだって!!


トラエモンがそう言うと,カイトはバタフライナイフをポケットの中に戻した。


ミッフィー:(カイトちゃんって,意外と怖いなあ・・・。)


カイト:で,その秘密道具って一体何なの?


カイトはいつもの表情に戻った。


トラエモン:あ,ああ。それはだな・・・。


トラエモンは,ポケットの中を探った。


トラエモン:秘密道具「グルメテーブルかけ」!!


するとその秘密道具から,色んな料理が次々に出てきた。


オーシャン仮面:な,なんじゃこりゃああああああ!?一体どうなってるんだこれは!?


トラエモン:フフフ。この「グルメテーブルかけ」に出せない料理なんてないのさ。ま,お代は後で銀行口座からきっちり引き落とされるけどな・・・。


ムネチ仮面:やっほーい!!いっただっきまーす!!


トラエモンは,空気砲をムネチ仮面に向けた。


トラエモン:ムネチ仮面,お前はダメだ。


ムネチ仮面:えー!?なんでだよーん!?


トラエモン:お前さっきみんなの分のお菓子食べたじゃねーか!!お前は食事禁止だ!!


ムネチ仮面:そ,そんなー!!ひどすぎるよーん!!


トラエモン:よーし!!それじゃ早速食べようか!!


ムネチ仮面以外の全員は,グルメテーブルかけの上に並んだ料理を食べ始めた。


カイト:それにしても、今日本には人間はどれくらい残っているのかな・・・。


トラエモンは窓の外を見た。どの家庭も、家の電気がついていなかった。


トラエモン:そんなに多くないことは確かだな・・・。




ー1時間後ー


オーシャン仮面:あー食った食った。もう食べきれないな・・・。



ムネチ仮面:う~。可哀想な僕ちんだよ~ん・・・。


時刻は12時を過ぎていた。


トラエモン:よし,お腹もいっぱいになったことだし,明日に備えてもう寝るか!!


そう言うとトラエモンは,ポケットの中から,秘密道具「デンデンハウス」を4個取り出した。


ブリブリ左右衛門:なんだこのデンデン虫の殻は!?まさかこの中で寝るんじゃ・・・?


トラエモン:見た目はアレだが,中は結構快適だぞ。


するとカイトが,「デンデンハウス」の中に入った。


カイト:あ,本当!!とっても居心地がいいわ!!でも,なんで4つしかないの?


トラエモン:俺は押し入れの中,ミッフィーは俺の四次元ポケットの中で寝るからな。


ムネチ仮面:あ,あれ!?入り口が狭すぎて中に入れないよーん!!


トラエモン:お前は太りすぎなんだよ!!自分でなんとかしろ!!それじゃ,おやすみ。


トラエモンは電気を消した。


ムネチ仮面:ちょ,ちょっとおおおお!!僕もデンデンハウスの中で寝たいよーん!!


いよいよ次回,三蔵城へ!!第30話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第28話  トラエモンの推理


~前回のあらすじ~

トラエモンが持ってきたお菓子が,なんと全て食べられていた!!容疑者は,ムネチ仮面・ブリブリ左右衛門・ミッフィーの3人。果たして犯人は・・・?






ミッフィーの証言:ムネチ仮面が食べてるところを目撃した。


ブリブリ左右衛門の証言:俺は食べていない。


ムネチ仮面の証言:ブリブリ左右衛門が食べてるとこをを目撃した。 



カイト:この3人の証言から,どうやって犯人を割り出すの?


トラエモン:さっきも言った通り,犯人を見つけ出す鍵は,「誰か1人が嘘をついている」ことだ。1人ずつ嘘をついていると仮定して,矛盾が生じれば,そいつは犯人ではないということだ。


オーシャン仮面:どういうことだ?


トラエモン:フ,まあ黙って聞いてな。



?まず,ミッフィーが嘘をついている場合を考える。

ミッフィーが食べたのなら,ブリブリ左右衛門の証言は正しくなるが,「ブリブリ左右衛門が食べた」と言っているムネチ仮面の証言は正しくならない。(嘘つきが2人いることになる。)


?次に,ブリブリ左右衛門が嘘をついている場合を考える。

ブリブリ左右衛門が食べたのなら,ムネチ仮面の証言は正しくなるが,「ムネチ仮面が食べた」と言っているムッフィーの証言は正しくならない。(嘘つきが2人いることになる。)


?最後に,ムネチ仮面が嘘をついている場合を考える。

ムネチ仮面が食べたのなら,ミッフィーの証言は正しくなり,またブリブリ左右衛門の証言も正しくなる。



トラエモン:つまり犯人は,ムネチ仮面!!お前だ!!


ムネチ仮面:ギョギョギョ,ギョエエエエエエエエエエ!!バレちゃったよーん!!


オーシャン仮面:やはりお前だったか。つーかお前,カイトを洗脳したり,お菓子を勝手に食べたり,ホントいい加減にしろよな!!


ムネチ仮面:だってお腹が空いてたから,仕方なかったんだよーん!!


トラエモン:腹が減ってるのは皆同じだ!!というわけでムネチ仮面。お前にはこの家から出て行ってもらおう。嫌とは言わせないぞ!!


ムネチ仮面:そんな!!カイトちゃんと離れ離れになるのは辛いよーん!!


カイト:うわ。ホントやめてこの人・・・。


トラエモン:いいから出て行け!!


その時,ムネチ仮面はわざとらしく倒れた。


ムネチ仮面:く!!なんだか急にお腹が・・・あっ。よく考えると熱があるような・・・。


トラエモン:空気砲,発射ぁ!!


ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!


ムネチ仮面:ひ,ひええええええええええ!!出て行くよーん!!


ムネチ仮面は,急いで玄関から飛び出した。


トラエモン:フウ!!ようやく消え去ったか・・・。


ミッフィー:でも,ちょっとヒドすぎたんじゃない?


トラエモン:ハッ。あんな奴にはこれくらいの制裁が丁度いいんだよ。


ブリブリ左右衛門:そうそう。みんなの和を乱すような奴は必要な・・・。


バリイイイイイイイイイイイイイイイン!!


突然,部屋の窓が割れる音がした。


オーシャン仮面:なんだなんだ!?どうしたんだ!?


トラエモン:ムネチ仮面の野郎,追い出されたから無理矢理中に入ろうと・・・。


ヴァンパイア:キシャアアアアアアアアアアアア!!


トラエモン:!?


それはムネチ仮面ではなく,ヴァンパイアにされた人間達であった。


ブリブリ左右衛門:し、しまった!!ヴァンパイアだ!!


オーシャン仮面:すっかり忘れてた。今まで私達がヴァンパイアに襲われなかったのは、ムネチ仮面の頭の光のおかげだ。だけどムネチ仮面がいなくなった今、俺たちにヴァンパイアを防ぐ手段はないぞ!? 


その時,ヴァンパイアの叫び声を聞きつけて,ムネチ仮面が部屋に戻ってきた。


ムネチ仮面:み,みんな一体どうしたんだよーん!?ギャ,ギャアアアアアアアアア!!ヴァンパイアがいるよーん!!


ヴァンパイア:グ,グギャアアアアアアアア・・・!?


ムネチ仮面の強烈な頭の光を嫌って、ヴァンパイア達は一斉に部屋から出て行った。


カイト:ハア。ムネチ仮面が戻ってきてくれたおかげで,なんとか助かったわね・・・。


トラエモン:くやしいけど,やっぱりコイツは必要だな・・・。


ムネチ仮面:え!?じゃあ僕はこの部屋にいてもいいのかーい!?


トラエモン:ああ・・・。


ムネチ仮面:わーい!!やったよーん!!ありがとうだよーん!!


ムネチ仮面,復活!!第29話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第27話  犯人は誰だ!?


~前回のあらすじ~

ユースタキー星への出発を明日に控えたトラエモン達。それまでゆっくり休むことにした。


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トラエモン:決戦は明日だからな。今日は十分に腹を満たしておく必要がある。


ムネチ仮面:トラエモンの言う通りだよーん!!


トラエモン:いやお前の腹は常に膨れてるだろ。早くメタボリックシンドロームをどうにかしろ。


カイト:食べ物がどこかにあるの?


トラエモン:フフフ。ちょっと待ってな。


しばらくすると,トラエモンは台所から大量のお菓子を2階に運んできた。


トラエモン:のり太の両親がいないから,お菓子食べ放題だ。遠慮せずに食ってくれ!!


ミッフィー:わーい!!やったー!!


トラエモン:あ,ちょっと待て。お菓子を食べる時にはやっぱり飲み物が必要だな。誰か2人,飲み物を運ぶのを手伝ってくれ。


オーシャン仮面:それでは俺が手伝おう。


カイト:私も行くわ。


トラエモン:いいかお前ら。俺達が戻ってくるまで絶対に食べるなよ?いいな!!


ムネチ仮面:わかってるよーん!!


トラエモン:本当に理解してんのか!?お前が一番不安なんだからな!!


トラエモン・カイト・オーシャン仮面の3人は部屋を出て,ミッフィー・ブリブリ左右衛門・ムネチ仮面の3人が部屋に残った。


ブリブリ左右衛門:さて。3人が戻ってくるまで,どんなお菓子があるか見ておこう。


ムネチ仮面:やっほーい!!で,そのお菓子はどこにあるんだよーん!?


ブリブリ左右衛門:は?何を言ってるんだ。ちゃんとここに・・・。


なんと,トラエモンが持ってきたはずのお菓子が全部消えていたのだ。


ミッフィー:う,嘘ぉ!!さっきまであったお菓子が無くなった!?


その時,トラエモンら3人が部屋に戻ってきた。


トラエモン:ほーら誰かやっぱり誰か食べた・・・一体誰だ!!


すると全員が,ムネチ仮面を睨み付けた。


ムネチ仮面:そ,そんな!!僕は何もしてないよーん!!ていうかさっき,左右衛門ちゃんが一瞬でお菓子を食い尽くしたのを見ちゃったよーん!!


ブリブリ左右衛門:は,はあ!?ふざけるな!!俺は何もしてねえよ!!


ミッフィー:僕,ムネチ仮面がお菓子をパクッてる一部始終を見たんだけど・・・。


ムネチ仮面:ミッフィーちゃーん!!嘘は言っちゃいけないよーん!!


オーシャン仮面:証言がバラバラだな。これじゃ誰がお菓子を取ったか分からんぞ。


カイト:とりあえず,証言を整理しておきましょうよ。


ミッフィーの証言:ムネチ仮面が食べてるところを目撃した。


ブリブリ左右衛門の証言:俺は食べていない。


ムネチ仮面の証言:ブリブリ左右衛門が食べてるとこをを目撃した。 


トラエモン:うーん。これら3人の証言から,どうやったら犯人を導き出せるか・・・そうだ!!


トラエモンは,四次元ポケットの中を探った。


トラエモン:秘密道具「推理ベレー帽」!!


オーシャン仮面:なんだそのダサイ帽子は?


トラエモン:このベレー帽さえあれば,推理力が100倍にアップするのさ!!つーかオーシャン仮面。お前のかぶってるマスクの方がよっぽどダサイぞ。


オーシャン仮面:なに!?


トラエモンは,推理ベレー帽をかぶった。


トラエモン:フムフム。ほう。なるほど・・・。


ブリブリ左右衛門:なんか急に名探偵を気取り始めたところがウザイな。


しばらくすると,トラエモンはニヤリとした。


トラエモン:この犯人を導き出す鍵は,「誰か1人が嘘をついている」ことだ!!


オーシャン仮面:いやそんな事は分かってるから。つーか秘密道具使ってそれかよ。


ブリブリ左右衛門:ま,元がアレだからな。


トラエモン:殺すぞお前ら!!これからが本番なんだよ!!


一体犯人は誰なのか!?第28話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第26話  しりとりで遊ぼう!!


~前回のあらすじ~

カイトの洗脳を解き,家に帰ったトラエモン達。だが、カイトの様子がおかしいようだが・・・?





オーシャン仮面:それでは、話を戻そう。カイト、お前が俺たちに隠していることって何だ?教えてくれ。誰もお前を疑ったりはしない。


カイト:そうね・・・いずれ分かることだから、今ここで言ってもいいか・・・。


カイトが、重い口を開いた。


カイト:私は以前,三蔵法師の手下だった。


トラエモン:ええー!?


ミッフィー:ええー!?


オーシャン仮面:ええー!?


ブリブリ左右衛門:えええええええええー!?


カイトのこの言葉に、ムネチ仮面を除く全員が驚いた。


カイト:だけど5年前に,私は三蔵法師が重ねる悪行に耐えることができなくて,ある日三蔵法師の元から脱走してきたのよ。


オーシャン仮面:そ、そうだったのか・・・。


ブリブリ左右衛門:そりゃ、言いたくないのは当たり前だよな・・・。


トラエモン:つーかお前ら今までカイトと一緒に住んでたのに知らなかったのか!?


オーシャン仮面:ああ、今初めて知った。


トラエモン:ふーん。まあ過去がどうであれ、今は俺たちに味方ってことでいいんだろ?


カイト:ええ。もちろんよ。


トラエモン:よし!!じゃあ三蔵法師って奴をブッ潰しに行くぞ!!


トラエモンは立ち上がった。


オーシャン仮面:だが,三蔵法師を倒したところで,ヴァンパイアになった人達はヴァンパイアのままじゃないのか?それはどうするんだ?


トラエモン:人間をヴァンパイアに変える力を持ってんのなら,きっとヴァンパイアを人間に元に戻す方法も知ってるはずだ!!


ブリブリ左右衛門:なるほど。そうかもしれないな・・・。


カイト:でも,さっきも言った通り、三蔵法師はかなり強いわ。それだけじゃない。三蔵法師には,孫悟空・沙悟浄・猪八戒の3人の手下がいるわ。奴らも相当手強いわよ・・・!!


ムネチ仮面:ヒエー!!できるだけ戦いは避けたいよーん!!


トラエモン:奴らがどんなに強かろうが関係ねえ。俺たちは三蔵法師を倒して、ヴァンパイアにされた人間を全員元に戻すんだ!!


オーシャン仮面:そうだな、カンタムロボを取り戻すためにも・・・!!


トラエモン達のテンションが、少しずつ上がっていった。


トラエモン:それじゃ今から、三蔵城に向かって、しゅっぱーつ!!


オーシャン仮面:え・・・今から?ちょっと早すぎないか?


ブリブリ左右衛門:明日からでよくね?もう夜だし。


トラエモン:それもそうだな・・・じゃあ出発は明日!!今日はゆっくり休もう!!


トラエモンの意見に,全員賛成した。


トラエモン:それじゃ,みんな暇だろ?しりとりでもやるか!!


カイト:ええ!?しりとり?なんで?


オーシャン仮面:余計に疲れると思うのだが・・・。


ブリブリ左右衛門:今時しりとりやるなんてどんだけ暇なんだよ。トランプとかないの?


トラエモン:トランプは・・・ないな。だからしりとりやろうぜ!!


ミッフィー:そんなにしりとりしたいの?


トラエモン:ああ。しりとりでは絶対勝つ自信がある。暇な時はずっと1人でやってたしな。


オーシャン仮面:(痛いなコイツ・・・。)


トラエモン:な,やろうぜ!!しりとりやろうぜ!!


皆はしぶしぶ合意した。


トラエモン:(フフフ。ついにこの日が来た。俺の実力を見せる時がな!!)


トラエモンは,今まで苦労して頑張ってきた,しりとりの修行の日々を思い返していた。


オーシャン仮面:じゃあ,俺からいくぞ。「しりとり」の「り」からスタートな。「りす」。


カイト:「すっぽん」。


トラエモン:終わったーーー!!


どんまいトラエモン!!第27話に続く!!


がんばれ,トラエモン!

第25話  語られる真相


~前回のあらすじ~

トラエモンの秘密道具により,カイトの洗脳は見事に解除された!!





トラエモン:さて、カイトも連れ戻したことだし、家に帰るとしますか!!


トラエモンは、四次元ポケットからドコでもドアを出した。


カイト:え、このドアは何?


トラエモン:これは「ドコでもドア」だ。行きたい所にはどこにでも行けるぞ。


カイト:へー、凄いわね。でもなんでピンク色なの?


トラエモン:だ、黙れ!!そこ触れられると結構キツイから!!


トラエモンは、ドコでもドアを開けた。


ムネチ仮面:それじゃサヨナラみんな!!いつでも遊びに来てよーん!!


トラエモン:2度と来ねーよ!!


トラエモン・ミッフィー・オーシャン仮面・ブリブリ左右衛門・カイトの5人は,ドコでもドアをくぐった。



ーのり太の家ー


カイト:ここがトラエモンの家?ミッフィーちゃんと2人で住んでるの?


ミッフィー:違うよ!!のり太君って子と,その両親も住んでるよ!!


トラエモン:3人とも,ヴァンパイアにされちまったけどな・・・。


カイト:ヴァンパイア!?すでに地球ではヴァンパイアの侵攻が始まってたの!?


ブリブリ左右衛門:お前がムネチ仮面に洗脳されてる間にな。三蔵法師の策略によって、今では地球上の人類の半分が,ヴァンパイアになってるという話だぞ。


カイト:三蔵法師のせいで、そんなことが・・・!!


オーシャン仮面:しかも、その三蔵法師の部下にカンタムロボがやられて、連れて行かれた。


カイト:そんな、カンタムロボまで・・・!!


ブリブリ左右衛門:なあトラエモン。カイトを取り戻してもらったばっかりで悪いんだが、引き続き頼みがある。


トラエモン:なんだ?


ブリブリ左右衛門:カンタムロボを取り戻すため、三蔵法師と戦ってくれ!!


トラエモン:なに!?


オーシャン仮面:私が奴を見た時、奴の体から溢れ出るオーラは半端じゃなかった。おそらく並大抵の人間では勝てはしないだろう。


ブリブリ左右衛門:だが22世紀から来たトラエモンなら、三蔵法師と互角に戦えるはずだ!!だからお願いだ!!


トラエモン:そ、そうだな。奴さえ倒すことができれば、ヴァンパイアの侵攻も止まるかもしれないし・・・。


カイト:ダメよ!!


その時、カイトが怒鳴った。


カイト:三蔵法師は・・・恐ろしく強いわ。戦ってもすぐに殺されるに決まってる・・・!!


カイトのこの言葉に、トラエモン達は一瞬静まりかえった。


オーシャン仮面:なあカイト。どうして三蔵法師が恐ろしく強いって分かるんだ?


カイト:え、だって・・・。


オーシャン仮面:まるで三蔵法師の事を最初から知ってたみたいな言い方じゃないか。


カイト:・・・・・・・・・。


ブリブリ左右衛門:三蔵法師の部下の1人が、お前の事を知ってたみたいだし。カイト、お前俺達に何か隠してるだろ?


カイト:そ、それは・・・。


ムネチ仮面:みんな、カイトちゃんをいじめちゃ駄目だよ~ん!!


シーン・・・。


トラエモン:なんでお前がいるんだよおおお!!


ムネチ仮面:や,やっぱりカイトちゃんのことを諦めきれなくて・・・さっき僕もこっそりと「ドコでもドア」の中に入ったんだよーん!!


オーシャン仮面:(反省してねえコイツー!!)


カイト:い,いやああああああ!!この変態!!ストーカー!!


ブリブリ左右衛門:今すぐ帰れ!!今は大事な話をしているんだ!!


ムネチ仮面:そ,そんな・・・ひどいよーん!!


ムネチ仮面は泣き出した。


ミッフィー:でも,ムネチ仮面の頭の光があればヴァンパイアだって怖くないし,少しくらいならここに居てもいいんじゃない?


トラエモン:まあ,それもそうだな・・・。


ムネチ仮面:あ,ありがとう!!ミッフィーちゃんも大好きだよーん!!


ムネチ仮面はミッフィーに抱きついた。


ミッフィー:や,やめてえええええええええ!!


ムネチ仮面が仲間になった!?第26話に続く!!